当店のお仕事(分解整備事業)の一例  

 

(1)SR400の中古車整備をします。

なんでこんなおもしろくないこと紹介するのか。あまりにも無整備のまま販売された中古車や無整備のまま車検を通された車両が多いから。  他店で買って(修理して)すぐ調子悪いと言い来店される人が多い。安い中古車探しや安い車検屋探して得したと思っても後で高いものにつきますよ。 ネット業者や価格で勝負のお店に惑わされないで、きちんと整備したバイクに乗りましょう。

      (01) (02) (03)

2005年型 走行約10000kmの車両です。新車から診ている上質車です。

車庫保管で無転倒そのまま売ってもいい状態です。

試乗後、異常なしですが分解整備をします。

後輪を外します。スイングアームがスムーズに動くか確認します。

異常がなくてもスイングアームを取り外します。

※センタースタンドが必要です。

   

 

       

取り外したスイングアームのシャフト、ベアリングを点検します。新車整備時にグリスを充填してあるので異常はありません。

いちどもグリスをいれないで乗ってるとこうスムーズには行きません。思い当たる方は一度点検したほうがええと思います。

ちなみにメーカー出荷時の新車状態ではグリスは少し塗ってある程度です、まったく足りません。グリスニップルからグリスを充填してもらいましょう。(高い納車整備代金はらってるでしょ。)

 

後ブレーキです。きれいに洗浄してブレーキカムにグリスアップして組み付けます。減ってれば交換しましょう。

     

 

 

 

 

 

 

             

後ブレーキのシャフトです。このシャフトをグリスアップするにはスイングアームを取り外す必要があります。またシャフトのグリスアップをせずに乗りつずけるとブレーキ引きずりを起こします。最悪はフレームと一体化します。

この車両は新車時にグリスアップをしてあるのですがきれいに洗浄して新しいグリスを充填します。

メーカー出荷状態ではほとんどグリスはありませんよ!

 

チェンジペダルのシャフト・リヤクッションの取り付け部・キックアームのシャフトとボール・サイドスタンドにもグリスアップ。 キックアームを出す時スムーズでないときやサイドスタンドの動きが悪いSRは要注意です。

           

スイングアーム取り付けにはトルクレンチを使います。スイングアーム以外もトルクレンチでトルク管理してます。締付トルクで3種類のレンチを使い分けてます。

1台を整備する時使用するグリス5種類です。メカニックによってメーカーは変わります。使い分ける事が大事です。

左のグリスガンはモリブデングリスです。

 

       

 

 

 

 

 

            (09)

 

リヤハブの分解整備です。ただ清掃してニップルからグリス充填でもいいけどせっかくなのでXT用のオーリングを追加して水気の浸入を防ぎます。

写真ないけどホイルベアリングも点検し異常なら交換します。

           

フロントフォークのオイルシールの漏れ点検をしてクッションオイルを交換します。

ステアリングステムを分解してステムベアリングをグリスアップします

ステアリングにひかかりやガタがあればベアリングを上下セットで交換します。

異常を感じなくてもグリスアップします。SRはエンジンオイルタンクがステム横にあるのでステムベアリングのグリスが熱に影響されるのと、新車出荷時にグリスが少ない為です。

当店ではSRの中古車整備時には必ずグリスアップする場所です。新車整備時はお客様が希望されればいたします。でも必ず試乗するのでオドメーターは0kmでなくなります。

※センタースタンドが必要です

リヤハブのオーリング追加も同様です。

※車検整備時にステムベアリンググリスアップを希望される場合は追加料金を頂く場合があります。

 

       

 

           
        (10) (11) (12)

 

フロントブレーキキャリパーは中性洗剤を薄めたお湯で洗います。

風呂上りのピストンにシリコングリスを薄く塗り数回もんで動きをスムーズにします。動きが渋い場合やピストンが錆錆なら交換です。

パッドのあたる所はスレッドコンパウンドを薄くぬります。

ブレーキオイルも交換します。ブレーキレバーもグリスアップします。

           

クラッチワイヤー・アクセルワイヤースロットルパイプにオイルを注油します。ワイヤーが切れかけたり一毛でも切れていれば交換します。

以前いらしたお客様が「全国ネットの大型量販店で中古車を買ってすぐツーリングに行った先でクラッチワイヤーが切れて困った時、その量販店のネットワーク店で引取り修理ができたので大型量販店は最高です。」と言っていましたが私に言わせれば「売ってすぐの中古車のクラッチワイヤーが切れるのは最低です。」

タッペットクリアランスの点検調整です。SRは車検毎に診ます。

 

キャブレターも必ず診ます。些細なクズや汚れで調子は狂います。

       
 
       
             
        (13) (14) (15)

エアークリーナーエレメントの点検・バッテリーの充電・スパークプラグの交換・エンジンオイルとオイルエレメントの交換・タイヤ空気圧調整・灯火装置の点検・試乗は必ず行います。最後に分解整備記録簿を記入します。

※お電話で(この作業工賃はいくらですか?)という問い合わせをいただきますが車両の状態や車種によって違いますのでお答えできません。

※この作業は当店にて新車・中古車を買っていただいた方への安心安全という付加価値だと考えてます。 また値引きをさせていただいてご購入いただいた場合も作業を省略させていただきます。

 

           
                                新車の納車整備はこちら!   こちらと こちらも            
                   
                   
                   



BACK