争い
蝶は自分の子孫を残すために♂同士が争うことがある。
よく知られているのはミドリシジミの仲間のもので、特にアイノミドリなどの高等といわれる
仲間で顕著である。このような現場に遭遇すれば撮影はたやすいと思うがもともと樹上
性の仲間でありカメラが届くところという制限が付くと、運悪くチャンスが無かった
このように卍巴のような飛翔の時は、蝶は
お互いに相手をにらみつけているということを
本で本で読んだことがある。是非ともそのような
場面を撮影したいものである。
(1)アイノミドリシジミ
左のキマダラモドキの争いの
飛翔はまさに卍巴状。
お互いに頭を傾けて相手を
充分意識している。実際 両
者の力量が拮抗しているとき
には、この種の卍巴飛翔は数
分程度も執拗に続く場合が
あった。 夕刻の薄暗い林の
中での争いであり、ストロボが
必要。
(2)キマダラモドキ
ヤマトシジミの♂同士はなわばりを
持つ種ではないため、偶々であったら
お互いに相手を確かめ合う程度のもの
のようである。
(3)ヤマトシジミ
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ギフチョウの♂は通常小高い山の
頂上でなわばりを持って♀を待つ。
そういう意味では、そういう場所を
選べばいい写真が撮れるのかもし
れない。これは、たまたま林の中で♂同士が
出会ったときのもの。
(4)ギフチョウ
ダイセツタカネヒカゲという蝶は、
意外に活発で広い駒草平の砂礫
の原を縦横に飛んでいた。時々♂
同士が出会うと結構長い間、ぐる
ぐるとお互いを意識して飛んでいた。
(5)ダイセツタカネヒカゲ