手捻り急須

最高によく出来た作品 今までに作った中で最も気に入っている物。
40グラムにも満たない重さでありながら、
約一合の容量をがある。

鉄分が多い万古の赤土と、信楽の土の練込み。
胴と蓋には楓の葉が押し型として入っている。

手捻りならではの練り込み模様は
どの様にして作られたかがよく分かると思う。
紐押し型 紐押し型 後ろ手・万古紫泥 後ろ手・緋襷
紐・押し型 紐・押し型 後ろ手・紫泥 後ろ手・緋襷
後ろ手・練り込み・施釉 緋襷 緋襷 緋襷・施釉
後ろ手・練込み・施釉 緋襷 緋襷 緋襷・施釉
吊り手 吊り手 <FONT size="-1">盛盞瓶</FONT> <FONT size="-1">磁器・色土・練り込み</FONT>
吊り手 吊り手 盛盞瓶(高さ30cm) 磁器・色土・練込み
磁器・色土・練込み 磁器・色土・練込み 万古赤土・信楽・練込み 瀬戸磁器土・着色磁器土・練込み
磁器・色土・練込み 磁器・色土・練込み 万古赤土・信楽・練込み 瀬戸磁器土・着色磁器土・練込み
後ろ手・信楽・着色土・重ね捻り 信楽・炭素含浸(28g) 信楽・銀彩
瀬戸磁器土・着色磁器土・練込み・施釉 後ろ手・信楽・着色土・重ね捻り 信楽・炭素含浸(28g) 信楽・銀彩
後ろ手・堆朱・削り 葡萄文様・施釉 葡萄文様・万古赤土(約1リットル)
後ろ手・堆朱・削り 葡萄文様・施釉 葡萄文様・万古赤土(約1リットル)
色土練込み煎茶セット

番  外

手捻りで作ると、非常に薄くすることが出来る。
この急須の破片は未だ厚い方である。
この三分の二までも延ばすことが出来る。
土の粒度が細かいほど、また粘りが強いほど薄く出来る。
兎に角、ひとつまみする度にしっかりと締めることだ。

万古の赤土はこれらの性質を兼ね備えた良い土だ。
しかし、耐火度が余り高くないために焼成温度には気を遣う。
急須の断面