とても大事なこと
くすりをのんでいて…
「何かおかしいな…」「いつもとくらべて、ちょっとヘンかな?」と思ったら、決してそのままにせず、必ず問い合わせる(またはその場で解決をする)習慣をつけましょう。
「副作用」のきざし?
いつものんでいるくすりでも、この先「つねに大丈夫」とも言いきれない場合もあります。
もしかして、それが重大な「副作用」の「きざし」かもしれません。
「大騒ぎしたけど、なんにもなかったネ! アハハ…」で良いのです。ちっとも恥ずかしいことなんてありません。
ゲット・ジ・アンサーズ−薬のことをもっと知ろう−
Get The Answers(National Council on Patient Information and Education,1983)
What is the name of the drug and what is it supposed to do?
How and when do I take it - and for how long?
What foods, drinks, other medicines, or activities should I avoid while taking this drug?
Are there any side effects, and what do I do if they occur?
Is there any written information available about the drug?
薬の名前とその作用はなに?
自分の服用する薬の名前と、どういう効き目かは必ず聞いておきましょう。できれば分量まできちんと聞いておきましょう。
たとえば東日本大震災など、万一の大災害の時にも、飲んでいる薬の正確な情報や検査結果の写しなどがわかっていれば、治療を続けることが容易になります。
単に「血圧の薬を飲んでます」、「糖尿の薬を飲んでます」、「炎症を抑える薬を飲んでます」、「甲状腺の薬を飲んでます」、「循環を良くする薬を飲んでます」… こんな程度の情報なら、情報がないのとほとんど変わりがありません。
どういうふうにのむの? いつまでのむの?
1日何回? 食後? 食前? いったいいつまで飲むの?
それと、必ず飲み忘れた場合の対応も聞いておきましょう。
忘れた分をとばして飲むのか、2回分をいっぺんに飲むのか、ほかの対応が必要なのかは薬の内容や本人の状態によってすべて異なります。
食べ物や飲み物との相性は? ほかの薬とののみ合わせなどの注意は?
この薬の効き目を強くしたり弱くしたりする食べ物があれば聞いておきましょう。
ほかの薬で特に飲みあわせの注意があれば聞いておきましょう。
最近は、健康食品との組み合わせが問題になる場合が増えています。
それと...どんな場合でも酒で薬を飲むのは御法度と考えてください。
どんな「副作用」があるの? もしも、おこった時はどうすればいいの?
薬にはすべて「副作用」があります。
「副作用」のない薬は、文字どおり、毒にも薬にもならないものです。
いわゆる「副作用」はしばしばおこるものではありませんが、それがあなたに現れない保証はどこにもありません。
また、「副作用」といっても、すぐに中止して対応が必要になるようなものから、さほど気にする必要もないものまでさまざま。
必要以上に心配するのも考えものですが、「自分だけは大丈夫」という考えはもっと感心しません。
要は、あなたに対して「副作用」が現れるかどうかが問題なのです。
「副作用」の「きざし」としてどんな症状があらわれたら心配なのか、その時はどうしたらよいのかも聞いておきましょう。
薬のことが書かれたものは?
薬のことを説明してもらっても、その場で全部暗記できるものではありません。
必要なときに見ることができるように、紙に書かれたものをもらっておきましょう。
できれば休日などでも連絡がとれるよう、休日用の薬剤師への連絡先を訊いておきましょう。