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■ 題名 : 中国の砂漠化(その2)〜ODAの状況〜
● グループ : 環境地理系
● 期別 : 2002春
● 種別 : 定例
● 登録内容 :発表者 篠田B 環境班 5/20
中国の砂漠化(その2)〜ODAの状況〜
2003年5月20日(火) 環境班
01c8044 篠田典子
<前回のおさらい>
中国は乾燥化・砂漠化が進行拡大中で、全国土の25%を越えようとしている。特に黄河流域はひどく、深刻な水不足が首都北京に迫っている。
疑問:(統計上の森林面積)1949年8%前後→2000年15%前後。
でも、長江は頻繁に洪水が発生する。なぜ? 答え:水源涵養林が失われているから。
<日本のODAにおける環境協力の動き>
@ODA大綱(92年6月閣議決定)…基本理念に環境保全を全人類的課題と位置付け、原則に「環境と開発の両立」を掲げる。重点項目に環境等の地球規模問題を掲げる。
A中期政策(99年8月策定)…重点課題の一つに「環境保全」を掲げる。実施・運用上の留意点として「環境配慮」を明記。
BISD(97年6月UNGASSにおいて発表)…環境ODAの基本理念・行動計画を示す。例:人類の安全保障、自助努力、持続可能な開発。
C京都イニシアティブ(97年12月COP3において発表)…気候変動政策の具体化(ISDの具体化)
D国別援助計画…国別アプローチの強化を目指して、主要援助国を対策に策定。
→1979年から始まった対中ODAの総供与額は、3兆1000億円に上る。(2002年10月現在)
→日本政府は2001年10月、新たに対中国経済協力計画を策定し、中国に対するODAの重点を、沿岸部のインフラ整備のための経済協力から、内陸部の環境対策や貧困対策への資金協力へと方向転換した。
理由:@ODAの国際的な重点テーマが「環境」と「貧困」だから。
A中国大陸の大気汚染や樹木伐採による砂漠化などの自然環境悪化は、黄砂や酸性雨となって日本の自然環境にも直接影響してくるから。
B中国の環境問題は、地球規模の問題であるから。
<日本の対中環境協力>
その1:1996年5月、対中環境協力における二つの拠点・枠組みが設けられた。
@日中友好環境保全センター
A日中環境協力総合フォーラム
その2:日中間の環境協力の中で、新世紀に向けてその実現が期待されているプロジェクトが「21世紀に向けた日中環境協力」である。これは、1997年9月の日中首脳会談において提唱された。
@日中環境開発モデル都市構想
A環境情報ネットワーク整備計画
<対中環境ODA>
@無償資金協力
A有償資金協力
Bプロジェクト方式技術協力
<中国に対する2000年度円借款供与>
●陜西省黄土高原植林事業計画(42億円)
●山西省黄土高原植林事業計画(42億円)
●内蒙古自治区黄土高原植林事業計画(36億円)
●四川省紫坪鋪水資源開発事業計画(321億9,900万円)
●甘粛省水資源管理・砂漠化防止事業計画(60億円)
●新彊ウイグル自治区水資源管理・砂漠化防止事業計画(144億円)
※今後、円借款供与により、中国に対する円借款の総額は、2兆6,507億700万円となる。
第4次円借款の実績
年度 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 供与額(億円) 1705.11 2029.06 2065.83 1926.37 1971.97 全年度対比 +20.6% +19.0% +1.8% -6.8% +2.4%