いたのか…

 

アナタはある日ふっと、忘れていた事に出くわす事がないだろうか…

ふっと、それは何か思い出したかのように姿を現す事がある…

これは…そんな話…

 

私はネットゲームが好きだ。

ほぼ毎日、夜中の電話代が安くなる…俗に云うテレホタイムだが、その時間帯に一人居間のテレビに向かっている。

居間にはその時、3人の人間がいた。

それは私、妹、母。

格好の悪い事に、妹と母は、居間の床に大の字になって寝ていた。

どうも私の家のご夫人達は羞恥心がないらしい。

否、単にだらしがないともいえるか。

私はそれに呆れながら、キーを叩いていた。

その時、たたたっ、と子供の走る音がした。

え…と私が振り向くと、見覚えのある姿が目に飛び込んだ。

 

     あの少女が慌てて台所に逃げていった

 

一瞬凍りついたが、私はもう慣れっこになっていた。

私はふと懐かしく思いながら、何事もなかったようにテレビに向かう事にした。

だが、今も…彼女は私のそばを着いて回っているのだろうか…