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三重:鼓ヶ岳

泉鏡花の「歌行燈」で因縁話の舞台になっている山だと気付いて以来、いつか登ろうと思っていた鼓ヶ岳(355m)へ出かけた。その所在地は、伊勢神宮・内宮の西。参詣のとき、宇治橋を渡れば右に見える山である。登路に使ったルートは一般登山道ではない。

登山日
2002年2月2日土曜日
ルート
内宮・宇治橋-鼓ヶ岳-五本松神社-神宮会館

登路

四日市市立図書館で借りた福井正身氏の「南伊勢の山30山」(1990)には、鼓ヶ岳の登路として、祖霊殿の裏から登る「内宮前コース」などが紹介されている。しかし、市営駐車場から国道23号線沿いに内宮方面へ歩き、神宮会館を過ぎたところで祖霊殿を探すが良く解らない。仕方なく、帰路に予定していた山頂の西側から南東へ伸びている地形図の破線路を登ることにした。

内宮の宇治橋を左に見ながら、観光バス駐車場を通り抜けて、五十鈴川沿いの県道を南へ歩く。流れる川の水は美しく、そのまま高麗広まで行きたい気持ちになる。地形図では宇治橋から約1.5kmで西から支流が入っており、ここから山道に取り付くこととなる。支流側は柵が設けられた民有地なので、尾根の北側から取り付いた。

写真

足下のシダを避けながら尾根沿いに登るが、地形図に記載された道は見当たらない。やがて、標高約150mのピークを2つ越える。第2ピークから地形図のルートを離れ、北の233mピークを目指すように下って浅い谷へ降りると、左手の谷沿いに道跡を見つけた。(歩いてきた尾根の北側の谷に道があったのか?)

この道は直ぐに消えるので、233mピークの北側鞍部に登ったところ、「火の用心」の標柱に小さな標識が付けられていた。この鞍部はT字路のようで、標識には消えかけた文字で、北は「ひもろぎの里」、南は「233m」。東は何も書かれていないが踏み跡があるようだ。付近には赤テープが巻かれており、これを拾いながら雑木林のなかの不明瞭な踏み跡を登ると、西から来る尾根上の良い道に出合って山頂に着いた。(写真)

三等三角点が置かれた山頂からは北側の展望が得られるが、曇り空で冴えない。点の記によれば、ここは宗教法人「神宮」の境内地である。

下山路

早々に山頂から東へ良い道を下る。分岐があり、右へ入ると五本松神社の鳥居前を通る。こんな所にと思わせられた神社は小さな祠だった。さらに2回の分岐があり、いずれも右を取ると最後に神宮会館近くの駐車場に飛び出した。場所は神宮会館の西にある財団法人修養団伊勢道場・伊勢青少年研修センターの奥の駐車場。近くには大きな石碑がある。南北に続く石垣の北端に山道が降りてきているが、登山道を示す目印は何もなかった。

あとは、観光客であふれる「おはらい町」へ出かけて伊勢うどんを試すばかり。

参考

福井氏の本には、下山路に使った「内宮前コース」のほかに、北西からの「養命の滝コース」、北東からの「ひもろぎの里コース」が紹介されている。

行程表

11:17宇治橋
11:39県道を離れて尾根に取り付く
12:26233mピーク北側の鞍部
12:46山頂、到着(12:46-12:53)
13:05五本松神社
13:26駐車場に飛び出す
(作成 2002.02.03)(改訂/書式等 2013.04.06)