ゲイボ・リフレックスフュージョン

あまりに有名な、リフレックスシリーズの第5作目、アトランタオリンピックモデル。製造元のゲイボ社が倒産したとのことで、放出品が私のところにも流れてきた次第です。1999年秋購入なので、最新モデルという訳ではありませんが、国内レースでは現在も十分ポピュラーな存在のようです。

で、一度も川で試乗しないまま、瀬田川のレースに出場しました。ウオームアップ・練習・レースと乗っただけですが、「!!!」乗りやすい!直線ではびしっと安定してぶれない。エディへの内傾ターンではスピードを殺さずにねらったライン通りに水を切っていく。急激なリバース・ターンも軽い操作でOK。いままで乗ってきたフネは何だったのか、とさえ思いました。ま、見た目にはもっさりした動きだったろうけど、本人は意のままに漕げる快感に浸ってました。

ボトム形状など、見た目にはあまり特徴が無いように思いましたが、細かい改良で熟成を重ねたんだと想像します。よく見ると、ボトムからデッキまで実になめらかなラインで構成されていて、美しいスタイルです。全長4M、全幅60CMの厳しいレギュレーションの中で、より速いデザインを創り上げていく。スラローム艇ってストイックな世界ですねー。

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