ピラニア・イメージ65

 

1985年にリチャード・フォックスが世界選手権で優勝したときに乗っていたフネ。65とは、体重65kgのパドラーを想定してネーミングされたものとの説です。

静水だろうが流水だろうが、とにかく良く回るフネでした。スターンはもちろん、バウも沈めやすかった。また、薄い船形の割には瀬の中での安定性が高かったような気がします。

反面、直線ではスピードが上がらず、長いトロ場を漕ぐようなコースでは辛かったように思います。

当時、積極的なリーン(傾け)によるコントロールという技術を知っていれば、比較的リーンさせやすかったこのフネの性能をもっと引き出せただろうと思います。

1987年頃のレース中の1コマ(北海道・空知川)

赤緑のゲートが時代、です

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