今回、いろいろな意味で一番感激したのがデンマークという国です。下の写真はフュン島の農村郊外の住宅街の風景ですが、観光地でも無いのになんとカラフルでかわいい町並みでしょう。おおむね家はパステルカラー調の色合いですが、時々日本の勘違い住宅でも見かけるようなケバい色ではなく、柔らかい色で、実に風景に溶け込んでいます。そしていかにも豪邸というのはなく、体が大きいのにどの家もとてもこぢんまりとして上品です。
ついでに車も小さくて、2メートル近い身長の人でも、1000〜1500ccクラスの小さい車によく乗ってます。ケチなのか環境に配慮しているのかはわかりませんが。
それから、空き缶とか、ゴミが見事なくらい落ちていません。そもそも缶飲料というのが売っていませんし、買い物をしても、まず袋に入れたり、包装はしてくれません。そういえば我々のまわりに落ちているものといえば、ほとんどカン・コンビニ袋・タバコの吸い殻ですからねー。
デンマークの人がよく食べる食事は、「オープンサンド」。パンを皿に載せ、魚(スズキ?)のマリネとか、コロッケとか、野菜をパンに乗せてナイフとフォークで食べます。下の写真は、デンマーク流オープンサンドの食べ方指南の図。味の方は、普段、コンビニ食・立ち食い・サービスランチの生活ですので、どの食事も非常に美味しかったです。
でもなにより美味しいのがビール!ビールといえば、ドイツやベルギーが有名ですが、個人的にはデンマークのものが一番味わい深く、美味しかったです。国際的には「カールスバーグ」くらいしか知られていませんが、今度、輸入酒店で探してみようと思います。
あと、隠れ自転車好きとしましては、この天国のような国にぜひ住みたいとさえ思いました。国土が平らゆえ自転車は非常に多いのですが、道路にはほぼ全て自転車専用レーンがあり、車を気にすることなく走れますし、使っている自転車も、ママチャリ風は少なくて、スポルティーフ・ロードレーサー・MTBが中心でお洒落です。小さな子どもはなんとチャイルドシート付トレーラーに乗せてます。(日本じゃ危なくて絶対無理だぞ!)

通勤・通学でも10キロくらいの距離なら自転車が当たり前だそうで、何かとてもインテリジェンスを感じさせます。この時代の交通システムはこうでなくてはならんのではないかと、東洋の自動車立国より来たオッサンは思いました。
蛇足ながら、同じ自転車が多い国でもオランダはすごかった。どんな紳士・淑女でもクズ鉄のような、日本でも昭和40年代に絶滅したような自転車で激しく走り倒している!単純に「ケチだ」からという説明を受けましたが・・・。
そしてデンマークという国で、最も感銘を受けたことがあるのですが、ごく身近な最も恐い人もここを見ているようですのでちょっと書けません。いや、ちょっとした男女関係のことなんですが。
最後に、とても陽気なバスの運転手、ハンスと記念撮影。 |