長時間、営業車の中で過ごす私に、今や無くてはならないのがBGMです。居眠り防止の他、メンタル面で無視できない効用を発揮してくれます。ここ2年ほどはCDチェンジャーを装備したこともあって、BGMというより、ハングリーに聞きまくっています。
これを書いているのは2000年の5月くらいなんですが、いわゆる売れ筋の曲も結構聴きました。B’zに宇多田ヒカル、ミーシャに小柳ゆき、椎名林檎・・・(おじさんがいっぱいいっぱいで書いてますね、ハイ分かってますよ)
売れている曲だけあって、おじさんもそれなりにはまるし、心情をストレートに歌った曲が受けるのは非常によく分かります。がしかし、なにか自分の心が100%同調しきれない・・・
そこで私は10代の頃よく聞いていて、以来十数年聞いてなかったアーティストに目を向けました。やはり歌は人生とのシンクロ度が重要なようです。
まず「佐野元春」。当時、友達の間では浜田省吾派と佐野元春派に分かれていましたが私は圧倒的に佐野元春派でした。とにかく歌詞が深い!哲学的なまでの比喩表現。聞き返す度に強烈なインパクトが襲ってきます。そしてロックというにはあまりにセンチメンタルなメロディ。実に繊細な人だと思います。聞き逃していたアルバムを今、順番に味わっているところです。
そして「ハイロウズ」!学生時代に深夜、バイトから4畳半の下宿に帰り、ふと点けたTVで歌っていたヒロトに釘付けとなったのがキッカケ。当時はブルーハーツのストレートすぎる歌詞に今ひとつ馴染めませんでしたが、ハイロウズになってからは大好きです!!意味があるようで無いような歌のオンパレード、でも妙に心に入り込んでくるんです。現在、ヒロト37歳、マーシー38歳とか!?これであの、まるで高校生のようなエネルギーは何なんだ!!聞いてる自分に歳を忘れさせてくれるパワーがあります。彼らの歌は多分CDセールストップ10には入らないでしょうけど、そんな時代に媚びないスタイルも大好きです(といいつつ新曲「青春」がヒットの気配)。
これらの曲は聴くだけではなく、当然「熱唱」いたします。
そして今日は勝負!という商談などの前には、とっておきを数曲セレクトし、激しいシャウトでテンションを最大限に高めて挑みます。
「カトさん、その声、風邪でも引いたの?」
「あ”、え”、そうスか・・・?」 |