会議とポジション

 

商事会社の、それも営業会議ともなれば、それはまさに裁きの場。セクション統括者は自分の管理下の売り上げ数字のみしか見えなくなり、営業マンは売り上げ成績の不振を問いつめられ、その言い訳に頭をフル回転。その上役同士の会議でも立場を変えて同じことが繰り返される。この強迫観念が、販売力のひとつの源であることは確かなのだけれども・・・・。

そして「売り上げ数字」の議論でほとんどの時間を費やした挙げ句、最も重要であるはずの、会社の事業内容の件については、驚くほど粗野な決定しかなされない・・・。

会議の目的ってなに?それが解るのは経営者と、あとは全くの新人だけかもしれません。組織のシステムに組み込まれたら最後、私のようにのんびりと第三者的に眺めている余裕のあるようなのは、きっとダメ社員なのでしょう。

 

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