養液土耕

(たまには専門的な事書かないと全く仕事してないみたいなので・・・)

「養液土耕」という考え方が、メーカーなどの提案で広まりつつあります。

実際にトマトやナスの圃場を見てみると、見た目は普通の土耕栽培と全く変わらない。確かにその理論を聞けば、ドリップによる最適灌液だとか、元肥なしの完全施肥管理だとか、従来の栽培に比べて理想的だというのは、納得できるんですが・・・。

はっきり申しまして、個人的に、こういうやり方なら全く魅力を感じませんし、「売れ」といわれても、その気のお客さんさえ導入をやめさせてしまいかねません。

なぜか? トラウマという言葉は好きではありませんが、やはり私の場合、幼少期の記憶が影響してるとしか考えられません。我が家は農家でしたが、正直、貧乏でした。休日といえば、まず家の仕事の手伝い!友達が遊びに誘いにきても親が断ってしまうこと多数!!みんな見に行ってた「東映まんが祭り」や「ゴジラ」(ハイ、世代がわかりますねー)も一度も連れていってもらったことがなく、話題にもついていけず・・・。そんな絶望的な気持ちと、そのときのムッとした土のにおいが密接に結びついているようです。

ガーデニングとやらが流行ったとき、土いじりによって「癒される」なんて話がありましたが、勝手に癒されてて下さいって言いたいです。

よって私に仕事を任されたお客さんは、かたくなに土や地面と隔離された空間を提案されることになるわけですね・・・。

(どこが専門的な話題だったんでしょうか・・・?)

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