人間が、生きていくうえで欠くことのできないもっとも大切な食料を生産供給する 農業を学び、体験することで、食料や農業の大切さを考える「食農教育」が見直されて います。
食料は無くてはならないものだし、農業や農村の支えが無くては生きてはいけないのに、 今はそれらを何も知らず、考えずに大量消費生活が行われています。
四日市市智積町岡田農機の、岡田正弘さんは自身が耕作している桜小学校東隣の水田約15アールの 一部を開放して桜小学校の先生方の協力も得て生徒たちに、この大切な農業を体験してもらう計画をたてられました。
好天に恵まれた5月15日、5年生の3クラス90余名が初めての泥田に入り昔の田植え体験をしました。
やっと夏の暑さから開放された9月12日、みんなで田植えしてから4ヶ月経ちました。今日はたわわに稔った稲の 刈り取り作業です。
11月30日、今年収穫したもち米でお餅つきの日が来ました。農業体験の締めくくり、クラス仲間と交代でつき思う存分お餅を賞味しました。
平成9年11月30日 小林清尚
田んぼに入る前に1クラスずつ岡田さんから苗のもちかた、植え方をていねいに説明を受けました
まず、3組からこわごわ田んぼに入りました 岡田さんから教わったとおり、綱の赤い目印のところに 一株5本づつ2cmの深さに植えつけて下さい
植え方にもなれ、隣の友達に負けないよう競争で自分の前を植えております
一株は5本ですよ!もうこれが最後やからと、そんなにたくさん植えつけないで下さい
3アールほど植えたところで、まだやる気満々ですが今日の田植え体験はおわりました
楽しい田植えが終わって泥んこの手足をあらって「ごくろうさんでした」
この満足感にあふれた背中、め組のTシャツはかっこいい!
悪戦苦闘の田植えを、足跡がしっかりと物語っております
みなさんが植えた苗がすくすく生長する様子を登校、下校のときのぞいて見て下さい
そのうち水生動物などがたくさん繁殖してきますので、よく観察すると何か新発見があるかもしれません
今日は収穫です。一クラスづつ岡田さんから、鎌をもって稲の刈りかた、束ねかたを教えてもらいました
まず、畦に一列にならんで田んぼに入り10株刈ったら一束にしてください
昨夜来の大雨で田んぼには水がついています、手を切らないよう慎重に刈り取って下さい
刈り取った稲の束ね方を小森さんに教えてもらって「ああむつかしい!」
束ねた稲はみんなで大型コンバインにはこんであっという間に脱穀されました
体験学習の最後の締めくくり、お餅つきは桜小学校内のなかよし広場で行はれました
朝早くから、かまどをたくさん並べてお湯を沸かしたりお餅つきの準備に大忙しです