外構って何?
 家造りに欠かせない外構工事。人は家だけでは快適な生活はおくれません。そもそも外構工事とは何でしょうか?ここでは、家造りに必ず考えなければならない外構について考えてゆきたいと思います。

 そもそも外構工事とは何でしょうか。ここ数年ガーデニングブームではありますが、外構とガーデニングは何が違うのでしょうか?

 外構とは、歩道や道との境界に作る塀や生け垣(これはガーデニングと区別が付きにくいけど)玄関へのアプローチ、駐車場や門扉、花壇や庭の大枠を外構工事と言います。その他にも、飛び石や砂利敷き、土地の水勾配やU字溝、人孔(マンホール)やメーター類の移設も外構工事に入れても良いでしょう。
それでは、ガーデニングとは何でしょう?
生け垣もガーデニングに含まれるでしょうが、花壇の中の花木、芝やプランター、寄せ植え、小物を庭に配置したりと言った、庭を彩るのがガーデニングだと私は思っています。
極端に言えば、家を守り生活に必要な屋外の施設を作り、庭を作るのが外構。その庭を彩る心の余裕がガーデニングと言えるでしょう。

 またガーデニングはいつでも始められますが、外構は、家を建てる計画の前に考えた方が良いと言うところです。さらに、ガーデニングはしなくても快適な生活はおくれますが、考えて外構をしておかないと、生活に影響を及ぼすばかりか、家自体にも悪影響をもたらしてしまいます。
 私は、外構は家の基礎工事と同じ位重要だと思っています。初めの題にある「自分で出来る外構」と、反した事を言う様ですが、つぼを押さえて施工すれば、決して難しい物ではありません。
 このホームページで少しでも皆さんの家と外構が、オリジナリティー溢れるすばらしい物になればと願っております。(おおげさですか?ですよね〜)

 建ててからではもう遅い外構工事

 皆さんの家族構成は何人ですか?
 車は将来何台になりますか?
 敷地に面した道路は幅何メートルですか?
 土地の高さは?
 その勾配は?
 隣との境界は?

 家を建てる時、上記の事を考えずに建ててしまうと、後々後悔してしまいます。家族が増えれば、駐輪・駐車スペースが必要ですし、家を建てる前に土地の勾配や敷地の高さを考えなければ、排水の悪い、じめじめした家になってしまいます。また、雨で敷地内の土砂が流失して、家が傾くなんて事もあるのです。そんな全てを解消するのが、外構の計画であり外構工事なのです。
 家の計画をする前に、その土地には、どの位の建坪(総床面積ではなく家が建つ面積)の家が立つのかは、法律でも定められていますがその他にも、 駐車のしやすい駐車場の位置や向き。台数の応じた広さと車の大きさを考えたスペース。玄関の位置と門の位置関係、塀を作るのなら塀の厚さと、それに伴う壁面後退分。等、家を建てる前に考えなければならないことはたくさんあります。ハウスメーカーに家の間取りの計画を頼んでも、外構や全体の景観を考慮してくれる業者は少ないと思います。ですから、家を計画する前か同時期に外構の計画をしておいた方が良いと私は思います。

 以外とかかる外構費用

家を建てる時、資金繰りを考えずに建てるほどお金持ちは別として、大半の方は予算内で出来るだけ立派な家をと願うでしょう。初めはマイホームなんて夢の夢と思いながらも住宅展示場に行き、営業マンと話をしている内に、
「なんだか夢ではなく、なんとかなろそう!」
と思った人も多いと思います。(私もそうでした)しかし、ハウスメーカーは家さえ建ててくれれば良いのです。外構にお金をかけられるより、その分家にお金を使ってもらいたいと思っているのではないでしょうか?家を建てる時、必ずしなければならないのは外構です。一般的には家の1割の金額が外構にかかると言われています。2000万ならば200万円の外構費用がかかると言う訳です。一概には言えませんが、かなりの費用がかかると思って間違いないでしょう。ハウスメーカーは
「外構は後からやれば良いですよ。」
と言いますが、後から考えていたのでは遅い事もあります。
次のページでは、家を建てる前に考えなければならない外構に付いて書きたいと思います。