施主検査に付いて書くつもりが、、、

施主検査!嬉しい言葉ですね〜。家を建てた時、引き渡しの前に必ず行う儀式です。これが済むといよいよ鍵を渡され引き渡しになるのです。私もこの施主検査の時は嬉しくて前日夜も眠れないほどでした。この施主検査、マイホームを持つ人に与えられた特権の様な気にもさせられます。
しかし、これは住む前に家が注文通りに出来上がっているかのチェックですので、しっかりぬかりなく行いましょう。

貴方が現場監督その2になってしまった

 このホームページを見ている方は、ちょくちょく建築中の我が家へ足を運んで、構造や後で見ることの出来ない所のチェックは出来ていると思いますが、ここ(施主検査)で出来ることは、ほとんど外観検査(目に見える所の検査)です。柱や断熱材等の機能検査や構造検査は出来ませんので、家そのものの強度や耐震性、今話題の(悪い話題)欠陥住宅を見つける事は不可能と言っても良いでしょう。施主を交えての構造・機能検査(基礎の鉄筋検査やコンクリートの強度試験も含む)が有るハウスメーカーは良いのですが、無いメーカーは実質、完成時の施主検査が最初で最後の消費者を交えた検査となってしまいます。数千万の買い物をするのに、表面上しか解らない完成施主検査しかないのですから、私達にとっては不安だらけです。
 これは、私の建てた東日本ハウスも例外ではありませんでした。そこで、私は毎日建設中の現場を見て回り、写真を撮影し、おかしな所は全て指摘し直させました。
 大手ハウスメーカーの多くが、自社の製品を(家の部材等を)下請けの建築業者に建てさせています。当然メーカーごとに仕様が違うはずですから、間違った施工をしてもおかしく無いでしょう。それを管理するのが現場監督ですが、メーカーの監督が常時現場に常駐しているメーカーはおそらく無いでしょう(もしあったらごめんなさい。このホームページで優良業者として紹介します)。私の家の監督も平行して4つの現場を掛け持ちしていたそうです。
 東日本ハウスは東友会と言う下請け組織を構成していて、社員同様の扱いをされているそうです。(教育・待遇・ノルマを含め)これは大手ハウスメーカーにしては珍しい事です。現場で働く大工さん等は東日本ハウスの教育をしっかり受けた方だと思います。だからといって、現場監督がいなくても良いという訳ではないと思います。毎日現場を見ていて数々の不具合を私は指摘しましたが、これは本来現場監督がするべき事だと私は思います。しかし、現実問題としていないのですから、そこに住む消費者が、その家を注文した施主がしっかり自分の目で家を管理・監督しなければならないと言うことです。
 以前にも書きましたが建築中の現場には、くれぐれも足を運び、不具合が無いか、ご自分の目できちっとチェックして下さいね。そのためにも、家に対する知識を皆さん勉強して下さい。書店でもたくさん関連した本は売っていますし、web上でも前はマイホームの建築日記的な物が多かったのですが(それはそれで面白いのですが)最近では、ネット上に私のホームページよりためになるページがたくさん有ります。(リンクが有りますので、そこから飛んで下さいね)
そんな所から様々な役に立つ情報を集めてみて下さい。

マイホームに関する情報!鵜呑みは禁物

 ここで、1つ注意してもらいたいのは、web上の家に関するページはあくまでも個人的な見解が大きいと言うことを忘れないで下さい。(このページも例外ではありませんが、、、、)
マイホームを建ててホームページを作る方は、それぞれこだわりがあると思いますしまた、こだわって建てるのが普通だと思います(これも個人的な見解だっちゅ〜の 
古っ)。
 中には、他のメーカーなり、構造なりを批判するページも有ります。私個人的な意見としては、メーカーなり構造なりを批判するのは一向に構わないと思いますし、もし自分の建てたメーカーに不手際があったら、実名を入れてそれを書くべきだと思っています。なぜならそれは皆さんにとって非常に貴重な体験談となると思うからです。(現にこのホームページでも東日本ハウスの良い所は勿論、悪い所も書いていますが、全て事実に即しているので、東○本ハウスの様な失礼な書き方は一切していません。)
 しかし、なかなか自分の建てた家をけなす様な(メーカーの不具合を指摘したような)ページにはお目にかかれないのですが、、、
 自分の建てたメーカーなら解りますが、建ててもいないメーカーに関して中傷するのはいかがなものかとも思います。
急に弱気(自分の選考基準とその差を書くのなら良いと思うのですが)なかでも2x4vs木造在来は特にやりだまに上げられる様な気がしますし、輸入住宅を建てる方の中にはこだわりの強さが度を超している物も見かけられます。
 
不特定多数の人が利用する人気のある掲示板等は特に匿名性が強く、無責任な発言が多々見られます。これはネットの性格上仕方のないことかも知れませんが、そんな中で真実を探し出すのは難しいかもしれません。

 最近は本当に皆さん勉強されているな〜と関心するばかりで、私がこんなページを作っていること自体、恥ずかしくなる程ですが、最近多くの方が情報に翻弄されている様な気がしてならないのです。必要以上に(家を建てることに)ナ〜バスになりすぎている様な気がします。(私がずぼらなだけ?)
web上の様々な情報の多くはあくまでも消費者が集めた情報なりデーターを素に作られていますので、正しいかどうかは皆さんが判断しなければならないのです。(実体験は除きます。これは非常に貴重な体験談ですから)中には建築士や土木・コンクリートの専門家がいるかも知れませんが、その多くは素人さんで、その人なりに基準や法律、様々な資料を基に書かれている物です。しかし、この基準・法律や資料が問題なのです。これらは(ここでは特に資料を言いますが)あくまでも断片であって、その資料も全てが書かれている物を引用なり用いて書かれているとは限らないのです。なぜならコンクリートの事を書こうとすると、辞書1冊分位にすぐになってしまいますから(実はそれしか詳しくは解らないのですが、、、)
法律や基準についても、建築基準法によると、準耐火構造とは、屋内の壁(重さを支えていない壁)は数十分間燃えなければ良いそうですが、私達はそんな家が欲しい訳ではありませんよね。燃えない家・火の無い所から出火しない家が欲しいはずです。
 
極論を言ってしまうと、火事にならない家が一番良いのですが、もし火事になってしまったら早く綺麗さっぱり燃えてしまった方が、火災保険がたくさん貰えるのかも知れません。(これはあくまでも極論ですから、気を悪くされた方がいらっしゃったらすみません、、、)

めちゃくちゃ話が脱線しましたが、皆さん正しい情報を選んで、あまりナーバスにならずに、楽しいマイホームを建てて欲しいと言うのが私の本当に言いたいことなのです。(竜頭蛇尾〜)

 余談ではありますが(このページ余談ばっかり)掲示板やメールで様々な御質問を頂きますが、以上を踏まえてお答えしているつもりですし、土木や基礎以外の専門外に付いては、様々な方から(建築士さんや大工さんコンサルさん等)に話を聞いてお答えしています。そんな中で、的確な回答の出せない物については、正直に解りませんと書かせて頂きますし、回答に時間がかかる時は、掲示板上でメールアドレスをお聞きしますので、私のアドレス宛にメールを下さい。後ほど情報の出所とその回答をさせて頂きます。(これって掲示板の宣伝?)