語句説明集


石膏ボード

 石膏ボードはなぜ張るんでしょう?石膏で出来ていますから、断熱、保温効果はあります。クロスを張る時は、つなぎ目等をパテで平らにならして張ります。この下地が悪いとクロスの浮きや剥がれの原因になります。ただし、クーラー等を設置しそうな場所にはコンパネ(合板)が使われます。メーカーに後付けクーラーの位置を伝えておくと、そこにコンパネを張ってもらえます。石膏ボードではクーラーの重さに耐えられないのです。
 クロスには、規格の大きさがありますので、当然壁にはつなぎ目が来ます。この場所が一番剥がれやすいのですが、うまい職人の手にかかるとこのつなぎ目は、見つけることが困難なほどキチット張ってあります。

プリント合板

 プリント合板とは、合板(ベニアを接着剤で重ねたもの)に木目をプリントした物、いわゆるイミテーション(偽物)です。本物と区別のつかないほど本物らしいのですが、木目がすべて同じで、古くなるとやはり違いが出てきます。最近の和室の天井はこれを使うのが一般的になってしまいました。
その他に、一枚板の単板張りがあります。これは、ベニアに杉等の木目の美しい板を薄くスライスして張ってあります。単板張りは値段が安く(プリントよりは高い)一枚板と変わらない仕上がりが得られます。木目も1枚ごとに違い表情が豊かです。
昔は杉などの大木をスライスして、1枚そのままを天井に張っていましたが、数十万もする上、年月がたつと、木がそってきて天井がぼこぼこしたイメージになります。今ではほとんど使っている家は無いんじゃないでしょうか。

プレカット

 昔は大工さんが現地で家の木材をのこぎりやノミ等でカットしていましたが、現在では機械でカットした物を工場から持ってきて組み立てています。メリットとしては、狂いのないカットが可能で木材を無駄にしません。また防虫処理や木材の乾燥も工場で行います。デメリットは、機械でカットしますので、メーカーの仕様以外の長さでのカットは不向きで、天井高さの変更やメーターモジュールへの変更は出来ません。機械によってカットして現地では組み立てる作業になるので、腕の良い職人がだんだん減っているようでもあります。

コーディネーター

 各ハウスメーカーにはコーディネーターがいると思います。私の建てた家にも担当のコーディネーターがいました。このコーディネーターは家の外壁やクロス等、デザイン全般をコーディネートしてくれます。しかし、各コーディネーターの癖や好みがあるようで、私の担当はダウンライト(天井埋め込み)が好きな人だったそうです。(後から聞いた話では)ですから、コ〜ディネーターによってセンスの善し悪しがあると思いますが、完成現場見学会で気に入ったコーディネートがあれば、その人を指名するのも手かも知れません。

完成現場見学会

 完成現場見学会とは、本文でも述べてあるように、施主さんの好意で、引き渡し前に家を一般公開するもので、あなたが家を建てた場合メーカーから申し出があるかも知れません。一応フローリングには保護のシートが引かれて保護はしてある様ですが、私は断ってしまいました。理由は、我が家は木が沢山使われているので、たくさんの人にあちらこちら触れられて、汚れがつくのがいやだったからです。無垢の木は汚れが染みつくと取れませんから、、、、。しかし、心が寛大な方の家は隅々まで拝見してしまいましょう。また、現場見学会に行くと粗品が貰えることが多い様です。

構造図

 ここで言う構造図は骨組みの図面を言って居ます。後々増改築するときにこれがあると業者と話がしやすいのです。これをメーカーにこれをほしいと頼んでも、おそらくお金は請求されないでしょうから、もらっておいたほうが良いでしょう。

インバーター

 インバーターとは電気の周波数を上げてやって、蛍光灯特有のちらつきを押さえるものだったと思います。さらに電気代が蛍光灯より安く上がります。しかし電気設備が一般白熱灯よりも高いのが難点ですが、玉の耐久性と電気代を考えるならば、インバーターの方が良いでしょう。また今では色々な色の蛍光灯が出ていますので、暖かい白熱灯の光をだす蛍光灯もあります。

エフレックス管

 これについては色々な呼び方がありますが、主に線を保護するときに使われます。黒色でジャバラになっており、1センチ程度の穴の空いた管です。各コンセントの配線はこの管の中を通って、分電盤に集まっているようです。ただこの管を設置してもらうときは、絶対管の中にひもやケーブルを通しておいてもらいましょう。壁や天井に埋め込まれてからでは、引き込み線がないと後からケーブルが通せません。