とても大切な定期点検

 メーカーの姿勢の現れ!アフターケアー

家を建てて住み始めると何かと不具合が出ることがあると思います。何しろ大量生産ではない、1点物ですから何も起らないはずが無いと私は思っています。
 何か少しでも不具合が起った事で、そのメーカーを避難しては可哀想な気もします。
むしろ完璧な家をメーカーに望むよりも、定期点検や後々のアフターケアーをしっかりしてもらう事を私はメーカーに求めます。

 アフターケアーや定期点検がしっかりしているメーカーは、自分の建てた家に自信をもっている現れ(ちょっとおおげさかな〜)

と私は考えたいのです。裏をかえせば

アフターケアーのしっかりしていないメーカーの家は、責任の持てない家

と言われても仕方が無いと思うのです。
何年までをケアの対象にするか?
何処までを保証範囲とするか?
 など、メーカーによってずいぶん違うようです。保証期間と内容については契約書や引き渡しの際の保証書に掛れていると思います。我が家も引き渡しの際には、山の様な取り扱い説明書や保証書をもらいましたが、消費者の意見としては、少々保証期間がすぎていても直してもらいたいですよね。それがメーカーの評判につながり、信用確保につながると思うのです。


各メーカーのアフターケアーの状況を知っているわけでは無いのでここでは、東日本ハウスさんの場合についての体験を書きたいと思います。

 定期点検の項目

 家も無事に2年目を迎え、東日本ハウスさんによる2年目の定期点検となりました。
実は「定期点検は1年目までかな〜」と思っていましたので、何の準備もしておらず慌てて夫婦で家の総点検をしたのでした。
 点検と言っても、何をしたら良い物か悩んでしまいますが、とりあえず以下の項目について点検をしておけば大丈夫だと思いますので参考にして下さい。

外観

各居室

和室

1、外壁にしみやカビ、浮きが無いか?

2、壁にひびがいってなか?
2、汚水・雨水管に漏水はないか?
3、立ち上がりの基礎にクラックはないか?

1、サッシ・建具・雨戸の動きはスムーズか?
2、壁(クロス)にしみやカビ、浮きが無か?
3、ドアノブやとってにがたはないか?

4、床は傾き沈みきしみがないか?
1、畳を上げ湿気やカビは生えていないか?
2、建具はスムーズに開閉するか?
3、ジュラクは浮きはがれはないか?
4、柱に亀裂はないか?

基礎・構造体

水周り

その他
1、床下のコンクリートにクラックは無いか?
2、基礎から湿気が上がっていないか?
3、天井裏の木材のボルトに緩みはないか?
1、浴室、トイレ、台所に漏水はないか?
2、タイルにはげや浮きはないか?
3、浴室のドアのパッキンは悪くなっていないか?
4、各器機は正常に動作しているか?

5、建具にがたはないか?
1.スイッチや照明等、電気関係に異常はないか?
2、家の周りの地盤に亀裂、沈みは無いか?
3、階段にきしみは無いか?

 以上が事前に調べた箇所です。特に重要な場所は、基礎/構造体/概観です。家の土台になる右の3項目はしっかり見て下さいね。

 いよいよ東日本ハウスの2年目の定期点検の結果を報告しようと思います。
 が、、今までの点検の事が何もホームページに書かれていませんでしたよね。
2年目を書く前に、今までの定期点検の結果とメーカーの対応について書きたいと思います。


 3ヶ月点検

 ある日メーカーから
「そろそろ3ヶ月点検ですので時間の都合の良い時にお邪魔したいのですが、、、」
と我が家の現場監督だった方から電話があり5月13日(土)にメーカーの方が来ました。
点検項目は上記の通りです。

結果は以下の様でした。
3ヶ月点検結果とメーカーの対応
リビングドアノブ がたつきがある 建具屋が来て調整
2F納戸フローリング ある1箇所に5ミリ程の隙間がある 業者が来てパテの様なもので埋める
1Fトイレドア 開閉時きしむ 蝶番を業者が来て調整

 以上が3ヶ月点検の結果でした。
それ意外にメーカーの自主的な点検として
1.屋外給排水枡の確認
2.屋内給排水、給湯各機器の確認
3、外部左官タイルの確認
4、コンセントスイッチ、各リモコンの動作確認
はしていただいた様です。
総評としては、たいした問題も起らず3ヶ月を迎えたのでメーカーサイドも私達もホットしました。
対応も早く、業者もすぐ来てくれたので手直しも早く終わりました。すべての手直しが完了したのは点検からわずか1週間後の5月22日でした。
  めでたし、めでたし

6ヶ月点検

 次に6ヶ月点検です。
またまたある日メーカーから
「そろそろ6ヶ月点検ですので時間の都合の良い時にお邪魔したいのですが、、、」
と我が家の営業だった方から電話があり9月5日(土)にメーカーの方が来ました。
点検項目は上記の通りです。

結果は以下の様でした。
6ヶ月点検結果とメーカーの対応
和室 ジュラク はがれてハゲが出来ている 業者が来て塗り直し
和室 ジュラク 色むら(塗むら)が2面 業者が来て塗なおし
和室 障子 開閉がスムーズではない 工事担当者が来て調整
和室 入り口建て具 同上 同上
洗面所 照明スイッチ 壊れている メーカーが来て取り替え

以上が6ヶ月点検の結果でした。
今回は特に梅雨と9月の長雨のせいで和室にクレームが集中しました。
梅雨の時期に乾いたジュラクが水分を吸ってはがれた箇所が2箇所。塗むらによって変色。
ふすまや建て具が反ってたてつけが悪くなった等でした。

 総評としては、和室の壁についてはかなりひどく、家を建てる時に下地が乾く前にジュラクをぬった為に表面だけが早く乾いたのではと思いました。
これは明らかに施工ミス(工程ミス?)からくるクレームでしたので、メーカーさんは迅速に手直ししてくれました。
 しかし、クレーム処理が済んだのは確か3ヶ月後で、間違った物(スイッチ)を持ってきたり、いつまでたっても修理に来なかったりとメーカーから業者への連絡がかなりアバウトだな〜と思いました。

12ヶ月点検

 次に12ヶ月点検です。
またまたまたある日メーカーから
「そろそろ12ヶ月点検ですので時間の都合の良い時にお邪魔したいのですが、、、」
と我が家の営業だった方から電話があり2月13日にメーカーの方(担当だった営業と工事担当者)が来ました。
点検項目は上記の通りです。

結果は以下の様でした。

12ヶ月点検結果とメーカーの対応
浴室 換気扇タイマー 壊れている 業者が来て取り替え
キッチン 引き戸 引き戸と壁のあいだに5ミリの
隙間があいている
工事担当者が調整

以上が12ヶ月点検の結果でした。

家を建ててちょうど1年と言う事でハウスバースデーと書かれた置き物を頂きました。結構嬉しかったです。

定期点検表と言うものをいつももらいますが、そこには
1.屋外給排水枡の確認
2.屋内給排水、給湯各機器の確認
3、外部左官タイルの確認
4、コンセントスイッチ、各リモコンの動作確認
の3項目をメーカーが点検するようになっているのですが、今回はチェックマークが無かったようです。
1年目はしなくて良いのか、担当者の手抜きなのかは解りませんが、取りあえず異常はないようです。


1年を迎えてたいしたクレームも無っかのですが、浴室の換気扇タイマーは、6ヶ月点検の時に交換してもらった箇所が(照明のスイッチとタイマーの1体型)また壊れたので、ちょっと不安です。

上には書かれていませんが、和室のジュラクの塗むらがやはり気になり

かおるまん「和室のジュラクの塗むらは、あまり直ってませんよ〜」

メーカー 「これ以上の上塗りはちょっと、、、、、、直らないかも知れません、、、、、、」

かおるまん「、、、、、、、、、、、」

メーカー 「10年、20年後のジュラクの上塗は全面的にサービスさせて頂きますからなんとか、、、、、」

かおるまん「見栄えの問題だし、些細な事だから、まっ良しとしますか。」

と、言うわけで(僕もあまいな〜)書面に塗り替えサービスのほどを書いてもらい(サインもね〜)和室のジュラクについては、和解成立でした。


 全体の印象としては、確実にクレームに対する処置は行われたのですが、業者とメーカーの間で連絡が取れておらず、処置の遅れが気になりました。
土日に修理のお願いをしていたにも関わらず、業者からは「明日行きます〜」と電話連絡があったりと、指示の周知徹底が不足していた様に感じました。

しかし、修理終了後、サービスの方が確認に来られていたので、責任を持って対処されている事は伺えます。


何より、東日本ハウスさんで建てて「良かったな〜」と思うのは、何でもかんでも打合せ簿に記入してサインと捺印をして写しを私達施主にくれる所です。これなら「言った、言わない」は有りません。
10年後、ジュラクの塗り直しサービスはちゃんとメーカーの方の署名と印鑑入りで保管してあります。

次に2年目の定期点検の結果を書きたいと思いましたが、少々長くなってしまったので、次のページで紹介します

これについては現在進行形ですので、画像を交えてリアルタイムに紹介したいと思います。

2年目のメーカーの対応にこう御期待