第6話メーカーを賢く利用する方法

ここでは有る方から聞いた。ハウスメーカーをうまく使う方法を御教えいたします。
以下を参考にすれば、かなり契約金額を下げる事が出来ると思います。
「そんな事、知ってたよ」
と言われる方もいらっしゃるでしょうが、目をつぶっていてください。

皆さんは、メーカーで標準とされている、キッチン等の設備に、不満は感じていませんか?
確かに個人で買うよりは、大量に仕入れているので割安で入りますが、デザインや機能に不満を感じて、オプションや自分で選んだ物を設置してもらいたいと言う希望やこだわりを持っている方は多いと思います。

昨今は、多種多様な商品がありますから、選べば選ぶほどメーカーの仕様(標準)の設備が色あせて見えてくると思います。
 かといって、皆さんが選んだ設備機器をメーカーに特別に頼むと、結構割り高になったり、
施主支給品として設備を買ってきて据え付けてもらうと、思ったより家の工事費が安くならないので疑問に思う方も多いのではないでしょうか?


これは一体なぜでしょう?

それは、ハウスメーカーと設備を購入した業者間での打合せ費用や、その設備を据え付けるための特別な大工費用や手直しの費用を見ているからだそうです。
標準の設備であれば、メーカーのマニュアル通りに大工さんが施工すれば良いのですが、他メーカーの設備となると話は違ってきます。
特に水まわり設備は、寸法もそうですが、配管の位置や高さ等、後からの手直しが多く発生してしまいます。

そこでメーカーは他のオプションや施主が選んだ設備を設置する時は、別途金額を乗せて、費用を捻出しようとするのです。
だから、オプション費用が割高になってしまうのです。

この金額は、一体どの様に家の見積に乗ってくるのでしょう?

設置をハウスメーカーに頼んだ場合、設置費用として乗って来る事が多いでしょう。
設置を設備メーカーに頼んだ場合、手数料や別途工事費として計上される事が多いのでは?
ドアや他の標準設備等、良く解らない所(1式工事)に上のせされる事もあるとか、、、、
いらなくなった設備の金額の減分を安くする(50万のキッチンの差額を30万にする等)

どちらにしても、こだわればこだわるほど、金額はどんどん高くなって行くのは間違いありません。

そこで、自分の気に入った設備を安く設置してもらう方法を御教えします。


ここで、得する方はメーカーの設備が気に入らず、自分で気に入った設備を見つけた方に限られますので、メーカーの標準設備で満足のいく方や、始めから基本仕様の設備より安い物を付けて工事費用を安くすませようと言う方向きでは有りませんのであしからず。

それでは、お話します。
まず、本契約をすぐにはしないで下さい。
と書くとぶっきらぼうですが、最終的な金額を詰めて、値引きを出来るだけさせてください。
その際、他メーカーの設備(トイレや風呂、キッチン・ドア等)を設置しようと思っている所は
出来るだけ安い標準仕様の物を選んで見積をして下さい。
その設備に対する値引きは避け他の物の値引きをさせてください。
理由は、標準で安い物は、多くの住宅に供給されて、工事費用事体安く押さえられていると思われるからです。
この時当然、他の気に入った設備のめぼしが付けてあること。

 最終的な金額を出してもらい、いよいよハンコを押す段階で、

「自分の探した設備を入れたいから標準仕様の設備はけずって下さい。」

と言って標準仕様の設備の金額を抜いてもらって下さい。
この頃には、各設備の金額は出ているはずですので、その金額分は安く出来るはずです。
この時はっきりと各設備の金額が出ている事を確認して下さい。明確に、設備分を総建築費から
引かせるためです。

そして、最後に

「〇〇に付いては、××の製品を入れたいので、担当者と打合せをして綺麗に納めて下さいね」

この一言で決まりです。名刺を渡して後は業者に任せて、もしおさまりが悪かったら、

「あの時ちゃんと言ったじゃないですか〜。綺麗に納めてくださいよ〜。」

これです。当然設備メーカーにも、

「あなたの所の設備を買うのだからハウスメーカーの担当者と良く打合せをして下さいね。」

と言っておけば、お互い工程を調整して、うまくやってくれるでしょう。

上のポイントは、最後までハウスメーカーの標準設備で見積をしてもらって、最後の最後、契約をする段階で、標準設備とあなたの選んだ社外品の設備とを変更することで、打合せ費用・大工作業の変更費用等を金額に上乗せさせないと言うことです。
上記の様にすると、ハウスメーカーは諸々の費用をサービスするしかなくなるでしょう。
もし、契約前の打合せ段階で標準以外の設備を入れる事がメーカーに解ってしまうと、上で書いた諸々の費用が何らかの形で掛かってくると思います。
メーカーによっては、契約後の変更として、上記の手が使える所もあると思います。
この時きちんと金額が設備分、減になっているかどうかのチェックして下さい。

お分かり頂けましたか?
以上の事がスムーズに実行できれば、通常掛かってくるはずの費用を一切払わずに、自分の思い通りの設備が安く手に入れられると思います。

ハウスメーカーは一番消費者にとって有利に利用しやすいとある人はいっていました。

みなさんも上手に利用して、賢くマイホームを手に入れてくださいね。