「Aromatherapy」とは、
アロマ(芳香)によるテラピー(療法)=「芳香療法」
20世紀初頭、フランスの化学者ガットフォセが実験中の事故で火傷を負い、ラベンダーの精油を用いてその効能を自ら体験したことから、この植物療法をアロマテラピーと命名したことが始まりです。
アロマテラピーは、植物から抽出した精油の成分の力を借りて、こころやからだのトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法です。
アロマテラピーという言葉は比較的新しいものですが、芳香植物を利用した治療や美容法はとても古い歴史を持っています。 紀元前4000年の古代エジプトでは、薫香や浸剤のかたちで、精神や身体的治療、香水、料理、ミイラ制作などに使われていました。
その後も世界中で研究され、さまざまな用途で活用れてきました。 日本では香りを嗅ぐことを「聞香」(もんこう)と呼び、香木を楽しむ文化がありました。
3000年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダー」では芳香マッサージがあります。
19世紀には合成化学薬品の台頭により衰退の道をたどりましたが、
第二次世界大戦で負傷兵の治療に用いられたのをきっかけに、その効用は見直されることになりました。
その後、1950年代後半のイギリスでは、医療や儀式だけでなく美容や日常の健康のためにも精油が用いられ始めました。
生化学者マルグリッド・モーリー女史の提唱したこの流れは、イギリス式の「ホリスティック・アロマテラピー」へと発展していきます。
ヨーロッパ各地では、医療の分野での応用がめざましく、代替医療・補完医療として活用され、専門分野の研究も発達しています。
ストレスだらけの現代社会をもっと快適に、そして豊かに暮らしを彩るために、植物の香りを上手に取り入れることが注目されています。
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