森田理論とは
故、森田正馬博士(慈恵医大名誉教授、1874〜1938) が創始した、神経質症に関する理論です。
1.自分の中から沸き起こる不安や葛藤を、打ち消そうとすればするほどそのことにとらわれ、ますますその恐怖
から逃れられなくなります。不安や葛藤を打ち消そうとするのではなく、そのまま、あるがままに受け入れ、誰し
もが持つ自然な心の現象として受けとめることで、そのとらわれから少しづつ解放されることができるという教え
です。
2.自分の行動や言動は、本来何らかの目的があって行われるものですが、神経質症状を持つ人の場合は
、その
本来の目的よりも、それを行う過程において、かくあるべきだとか、こうではないといけないとかの思い込みが
強く、そうでない自分を責めたり、その目的に至るまでの過程に恐怖を感じたりして、本来やるべきことに心が
いかなくなってしまっています。
物事を目的本位で考え、それらの恐怖や不安をいだきながらも、とにかく行動に移すことで、少しづつ成功体験
を重ねていき、その積み重ねで次第に症状が軽減していくというものです。
3.不安や葛藤を起こしている原因や起因をつきとめて、それを
根絶したり昇華させることで治癒させるという
西洋的な治療法ではなく、不安や葛藤をあるがままに受け入れて、不安ながらに恐れながらに本意である
目的に向かって行動していくことで、自然に症状が軽くなっていくという、いわば治療をしない治療法と言える
ものです。
森田理論については、森田正馬博士自身が著した全集以外にも、森田理論に関する書籍が多く出
されています。
特に、自分と同じような症状を持ちながら、森田理論を知ることでその苦しみから少しづつ解放され、前向きな人生
を歩むことが出来るようになった人たちの体験記を見聞きすることは、大きなはげみともなります。
「三重集談会」は、まさにそういった神経質症状を軽減していった人たちの生の体験談にふれることの出来る場です。
営利を目的とした
集団ではなく、神経質症状を克服していった成功体験を話し合うことや、森田理論を学びあうことで、
前向きな人生を歩んでいこうという主旨を目的とする自助活動的な集まりが、この「三重集談会」です。
( 伊勢神宮 )