2−3−1  tictochironomus group   
              antenna with 6 segments

Stictochironomus   Microtendipes   Paratendipes . *


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Stictochironomus

Large sized larvae about 10mm, scarlet. The larvae of this genus inhabit in the comparatively cool and clear water.、

中央歯は4本、内側の2本は小さいが、上図のように極端に小さいものから、さほど大きさの変わらないものまで種によって多様。側歯は6対、第1側歯は小さい。副下唇板は広く、放射状の線は薄い。 大顎の側歯は3.指状突起は長く、わずかに反る。触角は6節、第2,3節先端にLauterborn器官が互生。
STは広がった羽根型、SUは長い羽根型。上唇膜は長い櫛の歯
状。上咽頭櫛歯は図のように5〜6葉のものもあるが、多くは3ブロックに分かれ、それぞれが数歯のものが多い(右図)。
頭部の腹面に黒褐色の模様を有するものがある。

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Microtendipes と Paratendipes  の相違点

  下唇板 ST SU 上咽頭櫛歯
Microtendipes rydalensia type 中央3歯は等大・淡黄色 羽根型・縁は細い毛状 長い羽根型 3〜数歯(種により異なる)
Microtendipes pedellus type 中央3歯の中の歯はごく小さい・淡黄色 羽根型・縁は粗い櫛の歯状 太く長い針状 大きな三角形の3葉
Paratendipes 中央歯は等大の4歯・淡黄色 羽根型・縁は細い毛状 長い羽根型 大きな三角形の3葉

Microtendipes

体長6〜10mmの比較的大型の幼虫。体節は暗赤色、頭部は淡黄褐色。眼点2対はわずかに離れる。
平瀬の砂礫底や植物帯に生息。国内には広く分布する。種類も多い(約20種)。

下唇板の中央歯は上図のように等大の3歯よりなるもの(M. rydalensia type)と, 2歯とその間にごく小さい1歯を有するもの(M. pedellus type・下図)とがある。側歯は6対、、第1側歯はごく小さい。副下唇板は広い扇型で上の縁は細かい波型。   STは長い櫛の歯状の羽根型。上唇膜は櫛の
  歯状。上咽頭櫛歯は図のように大きな3葉
  のものと、約10歯の一連のものとがある。
 図は pedellus type

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Paratendipes

体長7〜10mm。体節は暗赤色。頭部は淡褐色で腹面は濃褐色。眼点2対は大きく、離れる。流れの穏やかな植物残さの堆積したところに生息。
国内に広く分布する(数種)。

中央歯4本は淡黄色、中の2本がやや短い。側歯は6対、
褐色、第1側歯が小さく第2側歯が最も大きい。副下唇板は
広い扇型で、上縁は細かい波型、放射状の線は明瞭。
6節、触角比は1.2〜1.4のものが多いが、中には0.7前後の
種がある。第2、第3節先端に大きなLauterborn器官がある
・上唇のSTは櫛の歯状に縁取られた羽根型。
 SUは細長い羽根型で、先端は櫛の歯状。
 上咽頭櫛歯は細長い三角形、3葉。
・尾剛毛は8本。

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