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ジープハブベアリング調整

ゴールデンウィークに出掛けた時です。なんとも不快なあの音が・・・・・
昔、冬に良く出た音・・・・・ブザーの様な・・・・・フロント周りから・・・・・
デフかと考えつつ400キロ走行。次の日も走行。
途中何気なくタイヤを足で押すと、カクカク。そう、ハブベアリングのガタである。
キングピンベアリングは交換して、まだ2年くらいなので、間違いなくハブベアリングだろう。
で、調整です。

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まず、ハブをはずします。フリーハブ、固定ハブ共に簡単にはずれます。

そしてベアリングの押さえナットの周り止めを起こします。
ワッシャーの様なもの、その一部を曲げ、ナットの側面を押さえ込んで
います。

マイナスドライバーでこじつつ、ハンマーで叩きつつ・・・

次にロック用の外側ナットを外します。
このナット、サイズ53・・・
コマ1個5000円くらいします。
僕は汎用性を考え写真のようなツールを購入(以前買ってあった)
これなら確か100ミリくらいまで使えるはず!
某ショップで16000円ほど。

ナットが緩んだら(結構硬い!)ナットを外します。

次に先ほどの周り止め用ワッシャーの様なものを外します。
奥のナット側にも折られていて、周り止めされています。

再利用は不可ですが、使いまわします。
ハンマーで修正。

再び登場。
奥のナットを締め付けます。
ここにコツが!!締め過ぎ厳禁。締め付け不足厳禁!!
ジャッキでタイヤが接地していない状態にして、上下の部分を持ち
タイヤを揺すります。カクカク感が無くなるまで締め付けました。
タイヤを回し、ベアリングの感触をチェック。
この調整はカンコツの世界らしいですが・・・多分どこかにデーターが・・・

回り止めを入れます。スピンドルに溝がありそこに沿わせて
入れます。

そして外側のナットを手締めします。
(ゆるみ止めの折り曲げが楽そうだから)

まず奥側のナット側へ折り曲げ。

そして、外側のナットを本締めします。(データーなし、トルク不明)

今度は外側のナットを押さえるように折り曲げ。

あとはハブを組んで完了です。


試走してきました。
今の所異音の再発はなし。

今時ベアリングの調整が出来るタイプのハブは少ないですね。ベアリングの構造もちがいます。

この異音ジープの持病と思われます。
デフからと思い込み勝ちですが、これが本当の原因かも???
今回はハブをフリーにしていたのでますます、デフ以外ではないかと思いつつ走行していました。