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ジープオーバードライブ取り付け

念願で有ったオーバードライブを取り付けました。
これで大径タイヤとあわせると、計算上の許容最高速は151キロほど・・・・・
絶対に出しませんが・・・高速走行がラクになる。

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ミッション上部のカバーを外します。

面倒!!
ついでに知恵の輪!

ご登場。
汚いミッション!!
今まで一度も綺麗にしてない・・・

で、まずは掃除から。
綺麗になりましたね!

クラッチを換えるときもこの作業が待っている・・・

でもミッションへのアクセスがこれほど良い車はなかなか無い。

ついでに。

カバーも再塗装。

ペーパーで研磨後、つや消しブラックで。

やっと本題。

アメリカから届いた、オーバードライブキット。
アドバンスアダプター社製。

説明書も全て英語。

構造図からして、シンクロ入り。
走行中の変速も多分できる。

とりあえず説明書を熟読!?

作業開始。
まずPTO取り付け部のカバーを外します。

おっと!その前にオイルを抜きます。

忘れると、オイルの雨が・・・

で、カバー外しました。

メインドライブギヤが見えます。

真ん中のナットを外します。

まずは緩み止めの割りピンから抜き取り。
真っ直ぐ伸ばせれれば、苦労なく抜き取れます。

ナットはユルユル・・・

気合入れて、大きなソケットで回したら、スルりと緩んだ。

取れたメインドライブギヤ。

手前のギザギザは多分PTO用のハブ。

内部。
異常なし。

汚れもなし。

ここへ、プラネタリーギヤAssyを取り付けます。

プラネタリーギヤAssyです。

車体を浮かしておいて、リヤのペラシャフトを回しながら入れれば
簡単に入ります。


そして真ん中のナットを締めます。
ナットといっても、変な形・・・

丁度1/2のスクエアーが入る様になってます。

ボックスレンチの1/2で締め付け。
トルクは、16,9k/mくらい。
単位がアメリカの変なので、換算した物です。


締め付けた後、付属のロックワッシャー(先ほどのナットにはまり込み
回り止めになる)と変わった形のスナップリングを、組み込みます。

ここまでくれば後は、ギヤAssyを入れるだけ。
これも、ペラを回しながらで簡単に入ります。

この時の注意点。
まず、このケースにオイルスクープを取り付ける事。
これを忘れてはいけません。(説明書にも書いて有る)

そして、付属のガスケットは液体と併用。
組み込み時はケース側にガスケットを付けてやる事。
ガスケットをトランスファー側に付けると、ずれて嵌りにくい。

後は締め付けるだけ。

頭の赤いボルトは位置の指定が有ります!!

オーバードライブ用のレバーと、4-2駆切り替えのレバーが
干渉するので、曲げます。

ノーマルは2回曲がってます。3次元的なので説明しにくいですが
根元の方の曲がりを取り付けの平らな面と平行になるくらいまで
曲げます。
曲げるのは、簡単にはいきません。
僕の場合は、ガスで炙りました!!
鋳物なので慎重に!

カバーの切り欠き。

今回の部分と、ミッションダウンした時の物と・・・

そして、真ん中のカバーも切らなければならないです。

新しいレバー。
そして、加工中で取り外された、トランスファーレバー。

付属のレバーはお粗末で、ガタが大きいため、色々工夫しました。

レバー側、ケース側ともに、細工。

付属のピンではガタガタ。

で、ボルトに変更。
構造上、締め付けても問題無い。

説明書はボルトになっていたけど??
ついでに、割りピンが足りない・・・

まあ、アメリカンです。

かなり飛んで、組み付け完了。

でもシフトレバーブーツが無い!
何か考えるしかないです。

なんとも凄いコックピットになりました。

試走してきました。どっちがONだったか??戸惑いつつ・・・
結果、走行中のシフトは可能です。でも4速での変速、停止中での変速が一番都合良い感じ。
後、少し音が出ます。2,3速時。
肝心のオーバードライブですが、ONで3速がOFFの4速辺り。大径タイヤと合わせると、実速度60キロでは
オーバードライブに入れるのはきついです。
メーター読みで50キロ以下が辛いゾーンですから、僕のジープの場合、実速度70キロ辺りが切り替え時かな?

今後慣らしを終了後、色々判ってくると思います。