Angkor Vat, Bangkok
2002.11.30〜12.4

1129日(金)10:30 Thai Air で名古屋空港を発ち6時間掛かって14:30(時差-2Bangkok Don Muang 空港に到着、18:00 BangkokAirways Boeing717-200 プロペラ双発機に乗り換え18:50カンボジアSiem Reap に無事着陸。
トヨタ製マイクロバスで宿泊先 Sofitel Royal Angkor に移動するが、車は右側通行。

11/30()5時ホテルを出発し車で10分ぐらいのところ(市街地の中心から8km)にある Angkor Vat の奥に上がる日の出を見に出掛ける。 日の出は6:15なるもこの日は雲多く目的を果たせず。
Angkor Vat (
クメール語で「寺院のある町」の意)スールヤヴァルマン2世により11131145年ごろに建立されたヒンズー教のヴィシュヌ神を祀る寺院で遺跡の中では唯一西向きに建てられている。
Angkor Vat の日の出が適わなかった後、一旦ホテルへ引き揚げ朝食後から遺跡巡りを始めた。
先ずは、12世紀末〜13世紀初めにジャヤヴァルマン7世が建立したAngkor Thom (大きな町の意)を訪れた。
一辺3kmの正方形をし5つの城門高さ8mの周壁環濠を有し、城門の一つ南大門は四面仏顔塔になっており、南大門手前の左側には7つ頭のナーガ()の胴体で綱引きをする神々の石像、右側には同様に阿修羅の石像が連なる。 南大門の内側には象の鼻がかたどられている。
Angkor Thom の中心寺院である Bayon 寺院は12世紀末ジャヤヴァルマン7世が建立し、高さは45m、多数の塔には合計196面の観世音菩薩の面が彫られている。
第一・第二回廊には浮彫が彫られ、第一回廊の浮彫は敵軍チャンパとの戦闘場面である。
Bayon 寺院第二回廊内の多数の塔に彫られている観世音菩薩の面です。
Angkor Thom の中で Bayon 寺院の後 Baphuon 寺院、Phineanakas 寺院、象のテラス、ライ王のテラスと順に歩いて訪れた。
Baphuon
寺院:ウダヤーディティヤヴァルン2世が1060年頃建立した第二次アンコール王都の中心寺院。
 現在フランスが修復中であるが、同国の仕方は一旦全部を取り壊した後でパズルのように組み立てるとのこと
Phineanakas
寺院:スールヤヴァルマン1世が10世紀末〜11世紀初めに建立
象のテラス:ジャヴァルマン7世が12世紀末に建立し、南北350m高さは中央部と両端が4m中間部は3.5m、壁全体に象の彫刻
ライ王のテラス:ジャヴァルマン7世が建立し、高さ約6m一辺約25mテラスには高さ約1mのライ王の座像(ライ王はライ病に罹ったジャヴァルマン7世との説も)
午前中 Angkor Thom を見学し市内のレストランで昼食をとりホテルに戻って1時間程休憩する。
カンボジアの産業は農業と観光業であり、収入が良いのは外国語の出来る観光ガイド・ホテル従業員、先生の平均月給与はUS$20位と安く都市部で一家が暮らすには$100以上必要であり家族総出で働くことになる由。 
税収は輸入関税とホテルの利用税ぐらい。

義務教育は小・中学校で学校は午前・午後の二部制。

ガソリンは1リットル$0.5、ミネラルウォーター$1.00
アンコール遺跡巡りに外国人は1$20.00のチケットを購入し、各遺跡の入口で提示を求められる。

午後改めて Angkor Vat を訪れる途中、道路には次の横断幕が掛かっている:
 TO RUN FOR PEACE DEVELOPMENT AND PROSPERITY OF CAMBODIA
   WELCOME TO THE ANGKOR WAT INTERNATIONAL HALF MARATHON
                  1st DECEMBER 2002
明日(121)早朝に有森裕子が代表の Heart of Gold 主催でAngkor Vat をゴールとするハーフマラソンが実施され、有森も出場する由。
Angkor Vat
は環濠(南北1.3km東西1.4km190m)に囲まれており、正面の540mある西参道を通り門をくぐると三重の回廊を有する。 5基の尖塔(中央塔は高さ65m)が目に入る。
第一回廊(東西200mx南北180m)には全面に絵巻物のごとき薄肉彫の浮き彫りがある。

5基の尖塔の東側では126日世界三大テノールの1人ホセ・カレーラスのコンサートに備え舞台の準備が進められている。
Angkor Vat からの帰路に夕陽の眺望が綺麗な Phnom Bakheng 寺院を訪れる。
高さ60m自然の小丘の上にある高さ47mの寺院は900年頃ヤショヴァルマン1世が建立したもので、プノン・クラム、プノン・ポックと並ぶアンコール3聖山の1つ、第一次アンコール王都(10世紀初め)の中心山である。
それからホテルに戻り夕食後テラスで古典舞踊を鑑賞する。

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