秋祭り詞章(ウタアゲの歌詞)先のかいど | ||
殿様宿入 この殿に参る様子して、奥見れば 奥には、ごせいりょうが37箇条 7箇条のお家の御代はさてなになにぞ 銭米は、かぎりない糸はタンの家 信濃から、駒に黄金をつけのぼす でておろせ、倉の鍵とれ ごじゅしちが、綾のたすきをせなにかけて 黄金の、み升で銭をはかり候 |
殿様茂目 すみからすみまで建てならべたる 館は、築地の朝日にえいず お家の白壁照りそう月の 光りもつきせぬお家かなお家かな ▽(笛・太鼓 七つ拍子一つ目) 双六碁盤の表のように ちりもこぐさもおぎのうておぎのうて ▽(笛・太鼓 七つ拍子二つ目) 双六碁盤にゃ、切り目がござる こなたのお庭にゃきりめなしきりめなし ▽(笛・太鼓 七つ拍子三つ目) 花笠をせんがいそろえてハナコにもたしょ はなをかざして舞いおさむるに 踊る若い衆はいざしずみよいざしずみよ |
世の中 そもそも、我が国神代のはじ 尊きみじんのあらわれいでて この日の本をへめぐりたまえ 天津国津のみ種をわかち 五つの種をさずけたもうの 誠に本朝五穀のはじまり れんぶの作業は今につきせぬ ありがたやありがたや さて当年の運気をつらつら考えみれば 撒き植え時節も程よくかなえ あめつち和合のそのしるしには ごぶにじゅううのおん恵みあり しだいしだいにおいしげりつつ きんぎは西より色づくわせの たおむにやつかを実りなびくの実りなびくの 秋はやたててかりおさむるに 一粒万倍なおあまりあり 民家に9年の蓄えつみて 年の貢ぎをお家にはこび うちどの神や氏神さまへ 初穂をさしあげみゆ奉り とよとし事部区なおあんぜんの 神楽を奏して祝いおさむの 世の中踊りは踊りた踊り 踊る若い衆はいざもどろう |
秋祭り詞章(ウタアゲの歌詞)中のかいど | ||
愛宕宿入 愛宕様へ参りてお屋敷見れば 四方は切石高石垣で お山は繁りてやら見事 お山をさしすぎおしらす見れば しらすにやよろずのさつきを植えて 先づは見事なおしらすや しらすをさしすぎお社見れば 社は唐の国から神の木よせて 八棟造りにたくんでたてて 先づは見事なお社や |
茂目 愛宕様のめぐみがござる 雨と風との時定まりで 昔の御代にまた引かえて 鳥おどろかぬ此の古里の 千代萬代の御守り ▽(笛・太鼓 七つ拍子一つ目) 前のかかりを拝見すれば あけの玉垣神さえわたる みたらし清水の波しずかにて 心の底に曇りなし ▽(笛・太鼓 七つ拍子一つ目) 社のかかりを拝見すれば 玉のお柱黄金の扉 唐と大和のほり物づくし いらかを並べてやら見事 ▽(笛・太鼓 七つ拍子一つ目) 花笠揃えて花子にもたしょ 花をかざして舞いおさむるに 踊る若衆はいざしずみょう |
お宮 此の宮様へ参詣をすれば こけむす石の鳥居を越えて 御地の水で心をすまし たいないたいぎをみちめに分ち がん木を登れば本社拝殿唐木を集め あけの玉垣照りそう花の色香をまじえ 夜燈の光りに輝く月の 松竹繁りし志じんの旗はおのずから 御湯奉つりし民萬世のたくせんあおぐ ぬさとり拍手たえまなし さて御祭りは四季の中にも春秋ごとに千歳をのべて 神楽の音はカシラカラカラ チンリチリチリ豊年寄く そくさい延命氏子繁盛と有難や お宮踊りは踊りた踊り 踊る若い衆はいざやしずみょう |
秋祭り詞章(ウタアゲの歌詞)後のかいど | ||
お伊勢 天地ひらく神国の 神の恵みのしるしには いなばにぎおうあきつ島 六十六国と別れつつ その国々のその中に お伊勢の国と申するは げに天照大神の 御鎮座まします国なれば とうどうげかにたぐいなし 沖は四方にたなぴけり 宮立ちがかりのきれいさわ(おとし) ▽四季の笛・太鼓 春 にごりに染まぬ五十鈴川 たえぬためしぞ有難や 宮づくあまた打ちよりて すずしめ申する神楽歌(おとし) ▽四季の笛・太鼓 夏 春は花垣梅の香いに桜花(なびき) 夏はぽたんの紅自に ふじ百合ひめ百合はかた百合(おとし) ▽四季の笛・太鼓 秋 秋はおぎ萩桔使かるかや女郎花(なびき) 冬は寒菊水仙の 自然と色をまじえしる 四季を色どるあざやかに 時をたがえぬはなあそぴ 行きこう人のかずかずを 豊年寿く口すさに 風に音なき四つの海 波静かなる御代なれや ゆく寓世そことぷけり(おとし) ▽四季の笛・太鼓 冬 お伊勢蹄りは踊るなり 踊る若衆はいざしずみょう |
宝 |