ケヤキ (コグルミ谷)

  

 コグルミ谷左岸の斜面にある。一大特徴として2〜3人が入れるウロがあり、ビバーク場所として実用性がある。中に入ると可愛い円形の窓が二つあり、御伽噺に出てくる木のようだ。たぶん枝があった節の跡だろう。

 この木はホッタテの主とともにアガリコ*と思われる。

 第6回ミルキーあんぱんで一躍人気者になる。

幹周  460cm  2006年11月測定

愛称  窓付き別荘の木

情報提供  えび忠さん

 

* アガリコとは薪炭用に伐採された株から萌芽して、のちにまた伐採されるなどしてコブや空洞を伴なった奇形の木を言う。普通太い株が背丈ほどあって、そこから細い幹が複数生えている。太い株が背丈ほど残っているのは、運搬がしやすい残雪期に伐採されたからだという。人手が加わった証拠であるが、まれに風害、雪害で自然にアガリコになる場合もある。