次に尻餅防止の重りの検討をします。胴体、主翼、尾翼など機体の主要部分をマスキングテープや、セロハンテープを使って借り組してどの位置にどのくらいの重りが必要か検討します。重りは最小限で最大の効果のある方法で搭載できるように考えます。機体の総重量が増えれば脚柱に掛かる加重が増えるので場合によっては脚がおれたり長い間に曲がってくるなんて事も考えられるので最小の重りで最大の効果をねらうように、胴体前方に可能な限り重りを押し込む検討をします。検討してみるとこのプラモがいかにテールヘビーかって事を思い知らされるはずです。特に尾翼のパーツは上下分割されているわけでなく一体で整形されているので、驚異のヘビーウェイトだし、胴体は後端に行けば行くほど分厚くなっています。先ずはこれらのパーツの肉を落とせる部分をデザインナイフやリューターでそぎ落とします。その後で可能な限りの重り責めを胴体部分に施します。このキットは完成後尻餅を着かなかったらえらい!って感じのキットです。(何か目的を失いそうですが)
コックピットパーツの側面のへこんだ部分に板重りを張り付け前脚収納部の天井部分に板重りを張る(きっとこれでタイヤの収納は不可能、ただし一見はちゃんと収納部分があるように見える程度に)。(図1上)前脚収容ハッチを薄く削り、板重りを張り付け、ついでにハッチ裏面のモールドをそれらしく表現する。これだけ細かい芸当をしないとこのキットは尻餅を着きます。(エンジンナセル前部に重りを入れないで尻餅を着かないようにするには。)
図2の中央はここに重りを検討したがどう見てもタイヤが収まらないように見えるので断念、上下は機首の先端に入れた重りと、コックピット両サイドの隙間に仕込んだ板重り、機首の重りは小さな鉛の固まりをいくつかまとめてプラパテで固めてある。
図3 コックピット後部に(胴体の機関砲の上の位置に入れる)仕込むための重りをホワイトメタルで制作、左の皿のようにアルミの板をL字型に曲げたものを4つ組み合わせて型を組んで、手前のミニバーナーでホワイトメタルを溶かし込んで製作した。右が出来上がったインゴッド、重量は約8グラム、この後整形して搭載します。