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++ Cafe Dandy 1++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 そちらのお嬢さんも、こちらのお嬢さんもゆっくりしていっておくれ。 紅茶はいかがかな? 店員は、あまり若い者はいないのだが、 もしケーキ付きで温かい紅茶の注文がしたいと教えてくれれば、 皆喜んで、お嬢さん方のもとへ駆けつけるよ。 さて、どうするかい? 席はまだ空いているからね。 お嬢さん方さえよければ、上等の席へ案内するよ。 |
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++ Cafe Dandy 2 ++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 残念ながら、店員達の名前を 教えることはできませんが、 この不思議なカフェで、ひといきご一緒しませんか。 怪しいものではありません。 管理人お墨付きの、秘密カフェです。 紅茶以外には、珈琲と、ソーダがございます。お菓子も用意できます。 店員の制服は皆、皆黒の礼服です。 結構お腹がでないように、いや……これはこちらのことです。 平均年齢は40過ぎてまいりますが、 皆、気の良い、明るい者達ばかりですよ。 紅茶になさいますか、珈琲になさいますか? 今ならば、開店記念にバームクーヘンがつきますよ。 |
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| ++ Cafe Dandy 3++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 俺は当店のNO.1店員という紹介をされて、非常に迷惑してるんだが。 嘘だから信じないように。マスターの冗談だ。 ええとお嬢さん、お席に座ってくれれば、 注文取りに行くし、どうか希望を言って欲しい。 ん……? もっと喋れという注文は、あんまり受け付けたくないので お嬢さん、勘弁してくれ。 紅茶か珈琲が主なメニューだ。 冷たいものだとソーダくらいしかない。 どちらでも良いという注文が一番困る。 どちらか選んでくれないと、残念ながら席まで運べない。 何も意地悪してるわけじゃない。 選んでくれたら、すぐにでも 俺が走っていって、取ってくるから。珈琲? ありがとう、行ってくる。 image from -- Mituaki Aomoto (ダンディ研究レポート) |
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++ Cafe Dandy 4++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 マスターがあちらに煙草を吸いに、出て行ってしまったので、 今ここには私一人しか、お嬢様方のお相手をするものがいないのです。 申し訳ございません。 人手不足か?ですって。その通りです。 何しろ、マスターが、若い人手を入れることを拒むのです。 おかげでこんな高年齢化(苦笑)の一途で。 私だって、まだ若い部類に入ると思っているのですが、 何故かマスターからは、君はもう立派なおじさんだ、と。ひどい話です。 お嬢様方、お茶はいかがですか? いやいや、ナンパしているわけではありませんよ。 ちゃんとした注文を取りたいのです。 マスターもいませんし、 おまけにケーキなどはいかがですか。 私の選んだ紅茶につけてご用意いたしましょう。 お席はここでいいですね。 仕切り屋なんです、私。お付き合いありがとう。 |
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++ Cafe Dandy 5++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 私は駆り出された仮店員なので、お嬢さん方、 まともにお相手できませんがまた別の店員を呼びますので、 それまで席を立たないでくれませんか。 ……ああ、引き留めないでください。 注文はお決まりになったのですか。 それならば、係のものを呼びましょう。 先程言ったとおり、私は仮店員です。 急に一人欠員になったばかりに、 普段はあこのような場所には立ちません。 経営者……、鋭いお嬢さん方ですな。 そうその通りです。 あまり言わぬように。この店はいかがですか。仮オープンの為、 短期間しか開くつもりはないのですが、 皆様がまたお越しくださるのでしたら、 バリエーションを図ってということも考えましょう。 それでは、私は忙しいので、失礼します。 お楽しみなさいませ。 image from -- Calna (王女と宰相) |
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++ Cafe Dandy 6++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 お嬢さん、お時間がありましたら、くだらない話でも。 お客様にお出しするのは、珈琲と紅茶でも、 実はマスターが奥の方に酒瓶の類を 大量に隠し持っているという噂があります。 店員達は、所詮親父です、 カフェの雰囲気にそぐわないでしょうが、皆、ビールも他のアルコールも 大好き。 下戸から上戸まで全部揃っております。 さて、閉店後、お客様が帰った後では、 どんな光景が繰り広げられているか ……これ以上は言えません。 おや、マスターが帰ってきました、 イメージを崩すなとあの人はうるさいのです。 本当大酒飲みなのですよ、あの人は。 |
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++ Cafe Dandy 7++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 お嬢さん、お時間がありましたら、くだらない話でも。 女の方でもそうなのでしょうが ……ここの店員に年齢を聞いてはいけないのですよ。 特にマスターなどは、嫌がります。 ああ。こちらに気がつかれましたね。 紅茶のお代わりを持ってまいりますので。 え……。怖くなんかありませんよ。 むしろ子供っぽいでしょ? ああいうところ。 |
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++ Cafe Dandy 8++ ようこそ、カフェ・ダンディへ。 ここは期間限定の憩いの場。 困ったことが起こりました。 というのも、 マスターと経営者である某方の間で、行き違いがあったようなのです。 もしかしたら、このままカフェを存続させることが難しいのかもしれません。 確かに、期間限定と名打たれていますし、マスターのこだわりの 道楽なのかもしれませんが、店員達は、ここがなかなか気に入っていますし、 できれば、このまま続いていっても……、と密かに望んでいます。 向こうの方で、口論もとい、議論が聞こえてきます。 男二人向き合って、なにやら穏やかならない雰囲気です。 何か割れる音がしないだけ、紳士的に話し合われている、としておきましょう。 お二人はあまり、仲がよくありません。 マスターはああいう性格ですし、悪く言えば勝手な方です。 ここの経営者の方もまた、譲らない性格の方で、話はこじれるばかりです。 ……このような話を公表してしまっていいのか、悩みますが、 お二人は実は兄弟なのです。 マスターは上から口を出されるのを嫌います、というより、 弟からシビアに事実をつかれるのを嫌がります。 この話は私達が介入すべきところではないので、 このあたりでおしまいにしましょう。 お客様には湿っぽい話になってしまい申し訳ございません。 店員一同息をひそめて行く末を見守っています。 マスターが走ってきました。 ……何が、いい歳とした大人が、くるっと指で丸をつくって、笑顔で はしゃいでいるのですか。お客様がびっくりしておりますよ。 え……。もう一度おっしゃってください。 『正式オープン?』 経営者のあなたまで出てきて……。私達に分かるように説明してください。 というか……。分かりました。 マスターに押し切られたのですね。 もともとは、仮オープンで、期間限定だった……なるほどなるほど で、オープンはいつから。……今日? マスター、お客様にもご説明お願いしますよ。 その間に、私はお茶の用意をしてまいりましょう。 今日は、マスターのサービスで全てのお客様に、 ティーセットを楽しんでいただくように、と。店員一斉に動き始めます。 お嬢様、お茶が入りましたよ。 今、お持ちしますので、テーブルでしばし微笑みのままお待ちください。 カフェ・ダンディへようこそ。 そして、これからも、いらっしゃいませ。 image from -- Syunosuke Kasai (イジェスの騎士) |
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