2003年4月28日  岩魚の稚魚放流

今日は2年ぶりの岩魚稚魚放流である。
池田の養魚場の主が無理を聞いて下さり実現できた。
放流に関しては「種の保存」と言うことで反対される方々も居られる。
確かに一理あるとは思うが、今や釣り人が多く釣りきられて魚が絶えてしまった渓流も多い。
若干種の混在にはなるが少しでも生き延びられ、何時かは遺伝子情報が残り、
在来種の出現に期待をしながら放流を続けている。

放流場所は明らかにしたくないので稚魚入手と放流寸前までの掲載とした。
国道421号線を三重県側から石榑峠に向かう。キャンプ場手前の桜が美しい。 宇賀渓キャンプ場の入り口ゲート。この中に駐車場がある。シーズン中は賑わう。 少し登ると国民宿舎「登竜荘」がある。 山肌には山桜などと新緑が混ざり合い何とも言えない明るい春の雰囲気を醸し出している。
あちこちにイベントの看板が立てられている。
小峠あたりにある「2トン車以上は通行止め」の第一ゲート。 石榑峠の通行規制。 この左にある無線中継所のゲート。
治田峠に行く登山道でもある。
滋賀県側に下ると「茨川林道」への分岐があるが、どうも通行止めのようだ 八風橋たもとの林道入り口。以前はこんなに立派ではなかった。開発が恐ろしい。 更に下って杠葉に入ると広い舗装道路になる。間もなく池田養魚場の看板が見える。 駐車場の階段を下りると「孵化場」がある。消毒などきめ細かな配慮がされているので一般者の立ち入りは出来ない。
氷をサンドイッチにして2袋をリュックに入れるとはみ出てしまう。
二袋で3〜4千匹位だと思います。
今日分けて戴く子供達。もう餌を貰っており元気そのものだ。例年よりも大きい。 ビニール袋に谷川の水と酸素を入れ、氷を抱かせて保温しながら運搬する。 担いで源流域に到着。2時間近く背中で辛抱してくれた。元気だ!
無事に成長し、多くの子孫を残してくれることを願って止まない。

放流を終えて周囲を見渡せば、季節の花々がいっぱい咲いている。

養魚場の一部をご紹介
いくつにも区切られたいけす。
1年生から高学年までの教室みたいだ。
常に新鮮な水が導かれており、充分な酸素と適切な水温が保たれている。 更には底からエアレイションされており、活発に運動している。 そばの須谷川は養魚場の管理釣り場となっており、家族連れなどが楽しく岩魚釣りに興じている。
主の趣味のひとつの「シャクナゲ」栽培。
気候か適していることもあって非常に良く育ち色も鮮やかだ。

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