個人向けデジタル化資料送信サービス
国立国会図書館デジタルコレクション
国会図書館が収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービスが「国立国会図書館デジタルコレクション」だ。
このコレクションのうち、著作権などの問題がないものはインターネットで公開されており、書籍なら閲覧、印刷、ダウンロードができる。一方、インターネット公開されていない資料は、図書館向けデジタル化資料送信サービス(図書館送信)を利用したり、国会図書館に出向いて閲覧したりすることになる。
個人向けデジタル化資料送信サービス
図書館送信で閲覧できる資料は、絶版等の理由で入手が困難なものに限られるが、インターネット公開で閲覧できなかった資料が多数含まれている。ただし、これを利用できる公共図書館は少ない。
令和4年5月、図書館と同様に閲覧できる個人向けデジタル化資料送信サービス(個人送信)が開始された。サービスの利用には「登録利用者(本登録)」が必要であり、6月中旬に本人確認書類とともにインターネットで申し込んで3日後に手続きが完了した。
例えば、「近江神崎郡誌稿」の上巻は自由に閲覧できるが、何故か下巻は閲覧できなかった。(2022.07.09 現在)これは、本登録の情報をログイン画面で入力してやれば見られるようになる。ただし、ダウンロードなどは不可だ。なお、操作がない状態が30分継続すると自動的にログアウトする。
デジタルコレクションの閲覧は、次の三種類となった。
- ・インターネット公開(自由に閲覧できる。ダウンロードなども可。)
- ・図書館送信、個人送信(本登録が必要。ダウンロードなど不可。)
- ・国立国会図書館限定(図書館へ行かなければならない)
個人送信の開始により、自宅PCから閲覧できる書籍が多数ある。まことに嬉しい。
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(作製 2022.07.09)