御池岳・御在所岳の標高について
1.御池岳について
・御池岳の標高はいったい何メートルなのでしょう?鈴鹿最高峰と言われながら下記の有様です。
資料 | 丸山標高 | コ メ ン ト |
鈴鹿連峰 | 不明 | 尾崎源一氏 日地出版。御池の標高記載なし。道もいい加減。小谷豊富 |
鈴鹿の山と谷No2 | 1241m | 西尾寿一氏 位置からして東のP1241との混同ではない |
山頂標柱 | 1241m | 記憶に無かったが平成8年に撮った写真に写っていた |
鈴鹿の山82コース | 1241m | 山中保一氏 風媒社。バリエーション版一向に出ません |
三岐鉄道配布地図 | 1242m | 藤原岳・御池岳。めずらしい説である。奥村氏作? |
山と高原地図 | 1243m | 草川啓三氏 昭文社。道、谷名とも一番豊富に掲載。縮尺半端。 |
山渓登山地図帳15 | 1243m | 天下の山渓も1243説。1/50000。山名記載少ない。 |
御池岳中心部 | 1247m | 奥村光信氏作 1/7000。独自の等高線。池の名をすべて記載。 |
1:50000鈴鹿山系 | 1247m | 1999年日地出版。コースの線単純。お金明神の位置記載。 |
1:25000地形図 | 1247m | 国土地理院。お上が決めたんだ、文句あっか! |
ひょっとして御池は年々隆起してるのかも。「ちょっと登らない間にまた高くなったなあ」てなことになれば嬉しいのですが。3000m峰になる日も近い?
・丸山とはなんぞや?御池岳山頂ではいけないのでしょうか。御池丸山と断るのはこれが山頂ではないと言うことでしょうか。
・奥の平とは何処を指すのか。奥村氏作の御池岳中心部と言う資料では丸山東のP1241自体を奥の平としている。私は語感からしてP1194周囲の平坦部を指すと思うのですが。
登山道の赤線も地図によってまちまちだし、池の位置も地図によってバラバラ。ロプノールの湖みたいに移動してるのかな?それだけ御池岳は神秘的なのでしょうか。
2.藤原岳について
・藤原岳山頂ってどこ?最高点は天狗岩だがこれを山頂とは言わない。P1143だろうか?それとも展望台がそうなら何故展望台なんて言うのか。しかも1120mと書いてあるものが多いが(標柱も1120m)、地形図のコンターから読み取ると1140m以上あることは確実である。鈴鹿百山では藤原岳と展望台が別の山になっている。摩訶不思議。
3.御在所岳について
・これも標高が分からない。地形図では三角点1209.8m、望湖台辺りが1212mで最高点である。ところが三角点を1212mとしている地図もある。現場の立派な一等三角点にはなんて書いてあったか覚えていないが、御在所岳の標高はと聞かれたら如何に答えるべきか?
・名前がわからない。御在所は御在所山なのか御在所岳なのか、どうなんでしょう。そういえば御在所ヶ岳だと言い張った人もいた。複数の山名はよくありますが、鈴鹿の盟主ならはっきりしてもらいたいです。
「山」と「岳」については独立峰が山で、連山が岳であると言う説を聞いたことがありますが本当でしょうか?