ケヤキ (御池岳)

  

 ケヤキは日本の代表的な広葉樹で、平野でもよく見かける。また大木になることでも知られる。しかしこのような怪異なケヤキは下界では目にしない。アガリコかも知れない。

 この木のすぐ奥には石灰岩の山特有の竪穴があり、深さは約40m(多賀博物館調査済)。山へ登るような人なら落ちることはないと思うが、万一落ちたら助からない。この木は両手を上げて「近づくな」と、人に警告しているように見えないだろうか。だから場所は明かさない。

 右側は別の木ではなく、根元は同一。立ち上がってすぐ分かれている。だから地上1.3mの幹周は測れない。そういう場合環境省はそれぞれの合計を幹周としているが、納得できないので根元の数字を書いておいた。ちなみに北側の幹280cm、南側325cm。

幹周  525cm  2006年9月測定

愛称  穴守のケヤキ