2019年の日記
12.30 いつの間にやら
気が付けば年末・・・5ヶ月という長期放置プレー! 世の中に何か言っても変わるわけでもなし、相変わらず山もあんまし登ってないし。でも数えたら年に6回だった。今の状況では上出来だ。
まだまだ先だと思っていたが来年はオリンピックイヤー。あんなバカ高い入場料でも抽選になるほど売れるんだなあ。みんなお金持ちなんだ・・・
来年は遅まきながら名実ともに「じいじ」になる予定。何とか直系DNAをつなげることになり、生物としての使命を果たせた感じがする。
孫の時代も平和で穏やかな未来になりますように
07.11 NHKとグレーテルと過食
ひゃー、知らぬ間にもう四ヵ月も経ってる。何かにつけて強く興味をひかれることもなく、毎日流されているようだ。参院選が少しうるさくなってきた。商工会だの業界の組合だのが推薦状を持ってくる。聞いたこともない人たち。選挙区のほうは名前くらい知っている。ひとり変わった人がいる。「NHKから国民を守る党」? 何じゃそれ。受信機があれば問答無用で受信料を巻き上げるNHKに物申す党のようだ。広告料の減収に青息吐息の民放をしり目にNHKは超優良企業だ。しかし豊富な財政を基盤にして意欲的な挑戦で良質な番組を制作し続けている姿勢は、私は大いに評価する。N国党はNHKは要らないそうだが、私に言わせればNHKしか要らないのである。NHKと専門局さえあればそれで充分。方式が違うがどちらも有料。タダで優良番組は手に入らないということ。N国党はNHKをぶっ潰さぬようお手柔らかに願いたい。でもN国党の主張をNHKの電波を使ってやっている時点で勝負あり?
NHKの朝ドラで童話「ヘンゼルとグレーテル」をアニメ化する話をやっている。画面は見ていないが流し聞きで大たいストーリーが分かる。で、先日偶然ハリウッド映画の実写版「ヘンゼルとグレーテル」を見た。ひたすらに魔女を殺しまくる単純な映画である。アクションとして退屈はしないが、見かけだけで悪と決めつけ、裁判もせずに殺しまくるって単純すぎて怖い。イランと北朝鮮はワルだからやっつけてしまえ・・・みたいな映画である。
人間は頭を下げて素直に非を認め、謝罪するということが苦手な生き物である。逆に我こそが正義であると声高に叫ぶことは得意である。なので、世界中で様々な軋轢が絶えない。日本もトランプのまねをして韓国に仕掛けた。結末がどうなるか知らないが、ケンカというものはあまり気持ちのいいものではない。しかしフッ化なんちゃらは有機ELパネルを作るのに必要らしいが、パネルを100パーセント韓国から輸入している日本のテレビメーカーはどうなるのだろう。米中の関税報復合戦でもブーメランのように自国に効いてくる事柄は多々ある。
下北半島のニホンザルの番組を見た。冬は身を寄せ合って寒さをしのぐ。食べ物は栄養があるとも思えぬ木の皮や幹の柔らかいところをひたすらかじっていた。高度な衣食住に甘える人間の生活に比べたら、生きているのが不思議なレベルだ。しかし人間はいささか食べすぎではないか。某食品は体にいいからもっと食べなければいけないとか、一日何十品目食べなければだめだとか、ひどいCMでは食品から摂る量が少なすぎるからサプリメントで補えという。バランスが大事という栄養士の先生は、野生のサルの食生活を見たら卒倒するに違いない。永平寺の修行僧の献立を見ると、肉、魚はもちろん、乳製品や卵もない。いわばベジタリアンである。それでも寝込んだり、餓死する人はいないようだ。知り合いの喫茶店のママは変な思想に取りつかれ「私は目のあるものは食べない」と公言している。つまり生き物は食べないということである。それでも病弱ということはない。むしろ現代人は食べすぎによる成人病で命を落とすのである。
03.04 諸々
こんなに雪が少なかった冬は久しぶりというか初めてかな。うちの付近ではスタッドレスが有効な日は一日とてなかった。恐れていたことが現実になってきた。そのうち降雪すら見られなくなるのではないjか。この冬雪を踏んだのは八風峠初詣だけだった。鈴鹿の雪は現在山頂付近に点在しているのみ。アイゼンも履かずに冬は終わりそうだ。
4K/8K放送はコンテンツが足りなくなって再放送のオンパレード。回転寿司状態だ。しかし4Kを見慣れると、あれほど高画質だと思っていたBSプレミアやBDの絵が甘く感じられる。これはVHS、S-VHS、 LD、 DVD、BDとたどってきた道と同じこと。前のフォーマットに戻れない体質になる。何の世界でも知らぬが仏という格言は通じる。ほどほどの幸せで満足することが肝要。
ボヘミアンラプソディーの米国盤に日本語字幕があるという情報を得て、未発売の国内盤より一足お先に輸入盤UHDBDを買った。映画館ではリピーターが引きも切らずということだが、そんなに何回も見たくなる映画なのか?と思った。映画としての出来よりクィーンの楽曲の良さに助けられている感がある。最後のライブエイドで感動するのは、フレディーの生き様やエイズで寿命宣告された気持ちが歌詞に反映されているから。この字幕の威力はすごい。漫然と意味不明の英語を聞いていても曲がいいので楽しめるが、翻訳がつくと映画の前半が生きるというものだ。でも何回でも見たいとは思わない。次は一年後かな。
ちょっと不満なのはラミマレックのガタイがフレディーより小さくて、本物を彷彿とさせないこと。入れ歯を付けたということだが、本物のマイクに噛みつかんばかりの出っ歯ほど立派ではない。なんか口をもごもごさせて違和感がある。それに個人的にではあるがゲイシーンはオエッとくる。ブライアンメイの鼻、ジョンディーコンのベースの弾き方、ロジャーテイラーのキュートさなど拍手喝采。よく探してきたなと思った。本人に如何に仕草を似せているかというのが、この映画のもう一つの楽しみ方といえる。前半で違和感があったラミマレックも短髪になってからグッとフレディーが憑依してきた。特にランニングシャツの後ろ姿。歌っているときの手の動きなどよく研究している。
英雄は若くして死ぬことが多い。そして民衆は良いイメージだけを胸に抱き、伝説のカリスマに祀り上げる。ロジャーとブライアンの今を見よ! 老醜をさらしてまでバンドを続けることはないだろう。老後の年金に困ってるのか?
国会議員などが子供を産め発言でマスコミにたたかれることが定期的にある。アホなマスコミに遠慮や迎合することなく、もっと言ってほしい。そして対策を考えて実行してほしい。生みたくても産めない夫婦に配慮がないとか、生き方の自由とかマスコミや人権団体は言う。あほか。誰が不妊症の人を責めたりするか。もっと大きな趣旨を理解せよ。国を亡ぼすのは経済でも外交でもない、少子化である。もはや出産は健康な若者の義務である。
01.09 4Kが我が家にやってきた
4Kレコーダーを買ったことは昨年末に書いた。これは発売前に予約しておいて良かった。もはや3月まで品薄で入荷しないそうだ。4Kプロジェクターは今年中に何とか導入と書いたが、放送が始まってしまうと、我慢できずに年末に勢いで買ってしまった。録画&視聴に忙しくて登山がおろそかになっている。雪はまだ未踏。
感想はといえば手放しで喜ぶほどではない。4K化とセットで始まったHDR(ハイダイナミックレンジ:明暗さの拡大)が難物で、放送を見た人から画面が暗い、色が変という苦情が出ている。色々調整してもコンテンツによって画質が違うので一筋縄ではいかない。しかしツボにはまれば普通のハイビジョンを一蹴する素晴らしい絵が見られる。解像度、HDR、そしてもう一つの技術が色域の拡大。ほんとにカラフルで鮮やかだ。しかし不自然な色に見えるときもある。実際放送局も視聴者の環境まで分からないので、何が正解かつかみかねているようだ。
現在のディスプレイは液晶テレビ、有機EL(OLED)テレビ、そして私のように少数派ながらプロジェクターを使っている人もいる。液晶には2種類のパネルがあり、バックライトの制御も色々。プロジェクターもパネルがDLP、透過液晶、反射液晶とあり、光源も水銀ランプ、レーザーがあり組み合わせの種類は多い。そしてまた同じ組み合わせでも回路や制御のソフトウエアによって個々の能力が違う。プロジェクターの価格も数万円から数百万円と幅広い。これはカメラと同様、主に光学系の精度品質による。ユーザー側が千差万別なので、放送局は何かに合わせて絵作りするわけにもいかず、個々の家庭でどういう風に映っているのか把握できないだろう。
4KをややこしくしているHDRもディスクと放送は方式が違う。HLG、HDR10、HDR10+、ドルビービジョンと方式が乱立。将来どう収束していくのか興味深いところだ。そんななかで優秀と思われる番組を挙げると「メガシティー大発光」という東京の夜景を空から映したものや、剱岳のドローンによる空撮、青森ねぶた祭など。あとYOUTUBEの4Kデモ映像も凄い。一番高画質のはずのUHDBD(ウルトラブルーレイ)がどういうわけかHDRがうまく働かずイマイチだ。まだ手持ちのソフトが少ないので研究の余地あり。年末の目玉であった紅白歌合戦(内容に興味はないが画質に興味あり)は試聴環境により映像マニアにも賛否両論というところ。地上波のNHK総合とはかなり違う絵だ。