1. 鈴鹿山脈/登山日記
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肋骨、折リマシタ

1 下山時に転倒・強打

平成16年11月20日(土曜日)、鈴鹿・入道ヶ岳の二本松尾根を降り始めるとスリップして尻餅をつきそうになった。左回転して受け身を取ると、思わぬところに木が這っており幹で左脇腹を強打した。強烈な痛みに呼吸できず苦しむが外傷はなかった。

日曜日は痛みが引かぬ。月曜日は出勤したが、出歩くとかなり痛む。火曜日(勤労感謝の日)は山行を諦めた。安静状態なら痛みはないが、咳は痛くて途中で止まる。笑うのもダメ。寝起き動作で力を入れると左脇腹の痛みがひどい。

2 診断

水曜日に整形外科を受診。レントゲン撮影の結果、第8肋骨が折れているとの診断。バストバンド(厚手の布地で出来た腹巻き)を胸から腹のあたりに巻いて固定することを教わり、鎮痛剤など処方された。回復まで1か月弱の時間が必要。薬が無くなっても痛みが続けば来院せよ。自然治癒を待つしかないとのことだ。

処方薬:
ロキソニン60mg  1日3回 14日分(鎮痛剤)
セルベックス50mg 1日3回 14日分(胃保護)
ミルタックス     6枚入り・6袋  (湿布薬)

3 その後の経過

「肋骨、折リマシタ!」と白状すると年寄りの体験談ばかり集まった。「あんまり飲まん方が良い」と言われた鎮痛剤は1日で止めた。しかし、湿布薬は使い切り、毎日の乳製品を欠かさない。寝起き動作の痛みが和らいだ13日目、小さな咳に痛みが伴わないことを発見、邪魔なバストバンドを止めた。骨折から1月後に痛みは消え、病院へ行くこともなかった。同時期に骨折した知人の奥さんはバストバンドを取れないらしい。

最近、転倒防止に役立つとの思いからストック1本を持参している。登山道へのダメージが気になりゴムキャップを使うが、どうかすると無くしてしまうのが問題だ。

4 さらにその後(平成25年8月17日)

骨折部位の附近がひどく傷むことがある。医者によれば神経痛とのこと。1週間程、鈍い痛みが続くこともあるが大方は一過性だ。やばいと思うほどの激痛でも2時間位でなくなる。今年は、いまのところ激痛2回に苦しんだ。

(作成 2005.11.20、改訂 2014.08.16)