素材から完成までの様子を使用する工具と共に紹介します。

材料の帯板 私は日立金属のATS-34を好んで使用します。 削るための手工具類。 対象物によって使い分けます。 作ろうとする形状をイメージしてボール紙で型を作ります。 切削物を固定するためのバイスです。
型に沿って形状をケガキ、ドリルで連続的な孔を開けます。 金鋸で切り抜き、ヤスリでバリを削り取ります。 ハンドル部分は強度を損なわない程度に孔を開けて軽量化を計ります。 荒削りの後、#320のサンドペーパーやベルトグラインダーで磨きます。
ヒルト材料:真鍮やニッケルシルバーを使います。時には古い文鎮も。 切り出し、荒削りの状態です。 ヒルトをロウ付けするための、トーチ・(ステンレス用)半田・フラックス ヒルトをブレードに付け。 ブレードは焼入れ処理をした後に行います。
ハンドル材料です。 鹿の角や黒檀・時には竹などを使用します。 和鹿(上・右) カナダのムース(下) ハンドル固定用のボルト。 電気工作に使う六角ナットを加工します。 六角ボルトはドリルチャックに挟み、回転させながらヤスリで削ります。
ハンドル材の内側には接着固定を良くする為にランダム方向に窪みを付けます。 片側の材料を合わせ、ボルト孔を開けてエポキシ接着剤で固定します。 片側が定着した後もう一方を接着し、ボルト孔を開けます。 ボルトやナットに接着剤を塗り両側から締め付けます。
余分なボルトやナットを切り落とします。 更にヤスリで成型します。(同時にヒルトの成型もも行います。) ブレードをダイヤモンド粉で削り磨き鏡面にした後、イニシャルなどをエッチングします。 シースを作り完成です。

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