仏 谷

2004年1月29日 下見

先週にはウエブでの山仲間に訪問戴き、やたらと山が恋しくなった。
今日は気温も上がりそうなので、少し雪が緩むのを見計らって出かけた。
湯の山の希望荘から東海自然歩道を通って仏谷へのルートを辿ってみる。
いつものように「おおるり橋」に相棒を待たせて東海自然歩道を風越峠に向かって進んだ(9:40)。
入り口左手の林道は積雪があり、数本の轍はあるが車では??の状態。
30年前の繕ったスパッツ「もしかすると雪が靴に入るかも」と思いショ−トスパッツを出してきた。 仕舞い場所を良くぞ覚えていたものだ! 
約30年前から一度も姿を見ていなかった。 まるでタイムカプセルを開けたようだ。
ほころびの補修跡も懐かしい。 靴はゴアのもの。
林道の終点 東海自然歩道を歩き、ネコや笠への分岐少し手前から井戸谷を越えて左の又に入るが、その上には林道のガードレールが見えている。 奥村先生の地図ではもう少し上から入るようになっているが、こちらの方が分かりやすいかもしれない。 林道に出るとここが終点。 (10:05)
仏谷入口の二段堰堤谷の入口には奥村先生の道標が掛かっているが、字が薄れて読めない。 昨年か一昨年に様子を見に来たときにはよく読めたのに。 
そのときには7,8名の登山者が入山するところだった。
 
堰堤付近には人の足跡があったが、いつの間にか・・・
堰堤の上から振り返るこんなに大きな、しかも二連の堰堤が出来ているとは。 良い林道が付いている訳だ。しかし、東海自然歩道からここに上がったときは興ざめしてしまうだろう。
堰堤の左を大きく巻き、その上に出て振り返ると笠岳だろうか、良い姿を見せてくれる。 (450m,10:20)
堰堤上部の沢の様子雪は平均的にくるぶしの上まであり、沢の中は半ば氷結状態。
危なくて沢には降りられない。 沢近くの右岸を登っていく。
雪は適度に締まっておりどこでも歩ける状態だが出来るだけ山の住人の後を歩く。
無雪期でもそうだが彼らのルートは非常に確かなものである。

時折、どこからとも無く重い雪がドサッと落ちてくる
二股の滝暫く登ると大きな炭焼き窯跡が雪の中にあった。(10:40) 更に急斜面を登って行くと、はっきりとした二股に出会う。
左からは水の流れが多く、側面やしぶきが掛かるところは凍っていた。(540m)

結構急峻な谷で、小滝の連続である。
しかし、私にはいろいろなガイドブックにある△mの滝とかが良く分からない。
滝とはどれくらいの大きさや規模のものを言うのだろうか?
 岩から水が落ちていれば滝なのかな?
滝の上から南の林を見るこの左手(右岸)を登り、滝の上に出た。
この辺りから見ると、登ってきた所も先の方も同じくらいの斜面が続いている。
非常に気分が良い雑木林である。
熱いコーヒーを飲みのんびりと羊羹を食べた。
この先に進むにはロングスパッツを付けたほうがよさそうだが、持ってこなかったので今日はここまでにした。帰りは登ったときの三歩分を一歩で降りるような感じで軽快だ。雪が解けたら、きっと来たい場所だ。

二段堰堤(11:30) 林道を下る。
杠葉谷入口の滝先日来たときには殆ど雪は無かったが、今日はなんと氷まである。
まだ冬の最中であるある証だ。
林道の日が差さない所はきれいな積雪状態だ。
頂上に白く冠をかぶった菰野富士が見える。
数台の車が入ったと見えて轍はあるが滑りそうで、締まりかけたバージン雪の上をルンルン気分で下山した。
おおるり橋(11:50)
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