清水谷から綿向山へ

今年の5月に大峠迄のルートを確認したのでイハイガを越えて初めての綿向け山へ行って来た。
登り口付近は5月の記録と見比べて下さい。

くずたに橋
鈴鹿スカイラインから白倉谷沿いの林道を入り、清水谷との分岐点を左の白倉谷にはいる。 途中その名も可愛そうな「くずたに橋」を渡る。
登山道入り口清水谷紅葉右手の谷の方向を見ると紅葉している木がちらほらと見られる。
林道が切れると左手がガレている登山道に変わる。
結構歩かれている様子だ。
後で分かったことだが上部の崩落防止工事のために多くの作業者が立ち入っているためであるらしい。
最初の堰堤間もなく左手に堰堤は見え、正面に踏み後がある。しっかりしているのは左方向であるが、右の山腹に向かう。
(5月は左に入り難儀したのだが、その原因はここにあった。  正面の木に「大峠は→」の目印を付けておいた。
更に進むと二番目の堰堤に突き当たるがそこは下の小沢を渡り、右手の急斜面を巻き登り堰堤の上に出る。
三番目の堰堤ほぼ沢と並行して登ると三番目の堰堤に出合う。 ここ左側にロープが付いており、手掛かりに出来る。
(← 堰堤上部から振り返ってみた)
堰堤を下りるところには半分壊れ掛かってはいるが、梯子も掛けられている。  有り難く利用させてもらえる。
降り立ったところからは皺が二股になるが、その中間のふくらみを行くと良い。  今回は歩きやすそうだったので右の皺を登ったが獣道しか無くしかも足場が悪い。
尾根道の大松途中、方角が東にずれていることに気が付き急遽左手の皺を乗り越えて尾根を目指した。
太い松の木があるところへ出たが、どうも大峠よりも西に上がってしまった様だ。 尾根道をひたすら西へ向かって歩く。
イハイガ岳頂上
きつい登りを過ぎて「イハイガ岳」の頂上に到着した。見晴らしは余り良くない。
ブナ紅葉若いブナだろうか。北斜面の林が色付いている。気持ちよく尾根道を歩く。
尾根の紅葉尾根紅葉 尾根筋の湿地帯あまり高度差のない尾根筋の樹林帯を西へと進む。
獣達のぬた場ではなさそうだが、こんなに高度があり且つ尾根筋に水があるのは周囲のブナなど樹木のお陰か。
ススキの原
一面のススキ野原に出た。踏み跡を見極めて進む。
振り返ってイハイガを見る
振り返ると今来たイハイガがよく見える。
あれが綿向山か?
前方に綺麗な形をした山が見えた。あれが綿向山か(実は違った)
マムシ草
笹原の足下にはマムシ草が・・
竜王分岐標識
しつっこいクマ笹をかき分けて暫く進むと、ヒョッコリと竜王山からの分岐点に出る。
笹原からイハイガ綿向山の東面
登山道は全く様相が変わりよく手入れされている。  イハイガはだんだん小さくるが、前方に綿向山の姿が見えてきた。
よく整備された道山頂近くの登山道だが、本当によく整備されている。
ゴミはひとつも落ちていない。
綿向山山頂記念スタンプ山頂に出た。
大きな祠やケルンなどがあり、ベンチも完備している。周辺の笹は刈り込んでありまるで公園のようだ。
これが1110mの山頂とは思えない。
ゆっくりと眺望を楽しみながら握り飯をいただいた。

東の鈴鹿山脈を見る
山頂からは杉峠の杉の木も、雨乞岳や鎌ヶ岳が眺望できる。

帰りは前回同様の景色を眺めながら行き来た道を辿り、大峠へと向かった。
清水谷山肌の崩壊清水谷への崩壊清水の頭と雨乞岳清水の頭
大峠のブナ林大峠への道はガレた痩せ尾根伝いに歩いてくるが、北向きに何本もの踏み跡と、地面に打たれた木杭があるためについそちらに誘われがちになった。
気が付くと沢音が聞こえだし「塩津」方面に下りるところだった。
登り返して大峠に着いた。
正直、ほっとしたものだ。
大峠分岐標識

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