「いま、私たちがスーパーで一番多く買っているモノはなん
でしょう。野菜? 魚? 肉? お菓子? いえいえ違います。
それは、プラスチックです。考えてみてください。」
衝撃的な週間金曜日のメールニュースを読んでびっくりしま
した。早速、今週号(7/5)の「ゴミ特集」を読んでみましたが、
ゴミ問題の意外な実態がわかりました。
以下に、週間金曜日のゴミ特集記事を抜粋します。詳しくは、
週間金曜日を読んでください。
(なお、左の写真と週間金曜日の記事とは関係ありません。)
史上最悪の毒性物質ダイオキシンの最大の発生源が、ごみ
焼却炉であり、日本は全世界の三分の二の焼却炉をもつ最大
のダイオキシン排出国である。この見直しを求める市民活動や
マスコミの訴えでダイオキシン特別措置法ができ、ごみを燃や
さないで処理するリサイクル法が整備され、プスチックを「燃や
さない、埋め立てない」ということであった。
ところが、東京・三多摩地区にある焼却場では、市民にプラス
チックを不燃ごみとして従来どおり分別させたまま回収し、それ
を燃やしているのである。市民が何年もかかって築き上げてき
た分別の習慣・市民参加のシステムが壊されつつある。
ガス化溶融炉などの高温炉は何でも燃やせることを売り物としているが、何を燃やすかが重要だ。塩化ビニル
などの塩素化合物がごみに含まれていれば、超高温でも間違いなくダイオキシンは出る。同時に超高温焼却には
多くの副作用がある。窒素酸化物やエアロゾルなどの大気汚染物質、温暖化物質の炭酸ガス排出が増える。
水銀、カドミウム、鉛、ヒ素など有害な重金属類が気化し発生しやすくなる。
全国規模で松葉を使ったダイオキシン調査を行っている。その調査で毎年ダイオキシン濃度が高いのは、廃プラ
スチックを燃やしている焼却炉の周辺である。
また、日本は大量焼却を積極的に推進してきた国だ。日本の都市ごみ焼却炉は1800ヶ所以上あるが、ドイツは
何と60ヶ所しかない。他の先進国が脱焼却に腐心しているなか、日本だけが焼却主義を推し進め、毎年数千億円
が、ごみ焼却のために投入されている。
総じて超高温焼却は、あらゆる汚染物質を空にバラまく「空を最終処分場」とするものである。
*四日市小山町の廃棄物処理センター
住民の反対を押し切って
建設されるガス化溶融炉
*ガス化溶融炉と併設される最終処分場予定地
夏になるとホタルが飛び交うような
自然が壊されてしまう。