(2001年1月頃) |
慣らしをしながらの事をいくつか・・。 登り・下りとも別ルートとなっていて、それぞれ2車線あるという、とても走りやすい道です。 しかし高速コーナーが連続していて、此処に来るといまだに緊張度が高まります。 低速トルクはかなりあるようです。路面は意外と荒れていますがコーナーも安定しています。 この感じ、自動車雑誌的には「剛性が弱い」というのかもしれませんが、 むしろ、しなやかな自転車のロードレーサーを連想しました。 145の生まれ故郷イタリアはロードレーサーのまさに本場、熟練のフレーム職人が ライダーの要求に合わせて経験とカンによって微妙な特性をつくり上げてる世界です。 適度なしなりを持たせながら力を効率よく車輪に伝え、路面からのショックを吸収します。 ロードレースは舗装路のみではなく、ハードな石畳のコースでも行われます。 そこでプロの要求に応えるフレーム制作技術はイタリアが世界最高といわれ、 その特性は、コンピュータでは解析できない、とても感性的なものだといわれています。 ロードレーサーに通じるものがあるんではないかと思ってしまいました。 だってサスなんて、マルチリンクが当たり前の今、ストラット&フルトレという、 今や化石のような形式!感性無くしてどうしてセッティング出来るんでしょうか? フィーリングが違うだけで絶対的制動力は問題ないんじゃないでしょうか? 5往復目、難しい深いコーナーがあるんですが、タイヤがスキール音を上げ始め、 メーターを見ると、コーナリング中の速度が100kmを越えていました。怖かった・・。 この日、一瞬だけどうっかり4000回転近くまで回してしまったかもしれません。 高速道路では、3000回転に抑えると100kmくらいしか出ないので、全く平和で快適な車です。 静粛性も高く、前のカペラワゴンより静かだと思いました。 ただ、今回、音を楽しむために吸気部のレゾネーターにつながるパイプを外しておいたので、 加速時のみレーシーな音がします。「封印」を解いたこれがツインスパークエンジン本来の音でしょうか? あくまでRacy。Yankeeではないですよ!! に乗る、今時珍しい車好きの甥っ子(22才)がいるので、 「そんなに興味あるんなら乗ってきていいよー」 といったら 「マジっすか!?」 といって145に乗り込み、しばらく帰ってきませんでした・・。 「回すなよぉぉ・・」 そして、 「いーっすねーいーっすねー!」 と運転手に讃えられながら帰ってきた145。 走ってくる姿、やっぱりいいわ!華がある。スーパーカーの末裔だ、こりゃ。 それにしても回転を抑えてこの楽しさなので、今後が楽しみです。暴走趣味は無いけども。 そして帰りは大渋滞で、5時間以上乗っていましたが、同じポジションでも 腰痛などは全くなく、さすがにヨーロッパ車だと思いました。 それは、シートに体重が分散してかかるため、特定の部分が痛くなることが無いんです。 普段商用車で日常的に、1日500km以上の運転をしているので、シートとポジションの良さはよく分かります。 この車だったら1日1000km走れるなと思いました。 来週あたりにオイル類を交換してやろうと思います。 ![]() |