ステッカー
(2001年2月頃)

 

Fフェンダーにステッカーを貼りました。いい年して何やってるんだろう?

張ったのはDTMスネーク。アルファロメオ・ワークス155が、1993年にドイツ・ツーリングカー選手権で
メルセデスベンツ190Eを破り、チャンピオンになったのを記念してデザインされたものです(多分)。
アルファの蛇がスリーポインテッドスターのMBマークを食ってるという痛快なデザインです。
145に似合うのか?と聞かれれば、どのみち自己満足の世界ですから・・。

レースに参戦する以上は勝利を義務付けられた、強大なメルセデスに対して、弱小(?)なアルファが勝利する。
血の気の多いイタリア人には応えられない瞬間だったに違いありません。
しかもドライバーはN・ラリーニとA・ナニーニのイタリアンコンビ。

F1にはまり、最も好きなドライバーは、熱い走りのI・カペリと、A・ナニーニのイタリア人でした。
二人ともF1ドライバーとしては成功したとはいえなかったけども、ハンデのあるマシンを駆って
素晴らしいファイティングスピリットでトップマシンを追い回す姿に感動してました。
ナニーニがセナ・プロストのファイトの隙を突いて初勝利を遂げた’89スズカでは、2コーナーで歓喜しました!
(ホントは日の丸もって中嶋全面応援態勢で挑んだんだけど、リタイヤしてしまったので・・)

ナニーニがあの悲劇(ヘリ事故で右腕切断)の後、アルファロメオ・ワークスでレースに復帰したのを知り、
心から祝福しました。さすがに成績はチームメイトのラリーニに一歩譲る形でしたが、申し分ない活躍でした。

アルファロメオのある開発責任者は、
「車は科学的技術のみによってではなく、洗練・色気・美・情熱などの要素を盛り込み、
人に感動を与えることが出来て初めて完成する。それがアルファロメオの伝統だ。」
と語っています。

官能的と表現されるデザインやエンジン・ハンドリングなどの他にも、
ステッカーを貼ることで、こうしたエピソードも官能性能の一部となって、
ドライバーの感動を増幅させてくれるんだと思います。