1.7 16V
(2001年2月頃)

 

僕の145、というより日本で走っている145のほとんどには、四つ葉のクローバーのエンブレム
(QV=クアドリフォリオ・ヴェルデというらしい)が付いています。
これはアルファロメオの栄光のレース活動に由来する、スポーツグレードの証です。
日本に正規輸入されたのがこのQVのみのため、他のモデルはあまり見かけることがありません。
もっともQVですらめったに出会いませんが。

先日、大阪を営業車のライトエースバンで走っていたら、赤の145の後ろに付いたので、
観察してみると、左ハンドル、エンブレムは”1.7 16V”で、並行もののようです。

仕事は少し置いといて(社長、すいません!)しばらく併走してみると、
バルルルル・・・と、とてもいい音をさせてるじゃありませんか!
楽しげで、心臓の鼓動のような、そう、ラテンな音です。

145関連のBBSで質問してみると、ボクサー(水平対向)4気筒エンジン搭載車であることが分かりました。
2.0ツインスパーク直4のシャープでドラマティックな音もいいですが、
このボクサーも145のキャラクターによく合っていると思いました。
路上で、そのひときわ個性的な145の周りだけが異国の空間のようでしたよ。


話は変わって、145の致命的な欠陥を発見しました。

ウインドウォッシャーのノズルは調整式になっているんですが、
調整しても調整しても全てのノズルがスクリーンにうまく当たらない。

よく見ると、ノズルから吐出された洗浄液は、激しくワイパーアームを洗浄している!!
辛うじてワイパーアームの隙間をくぐり抜けた液だけがスクリーンにかかる、という状態・・。
アームの上を飛ばそうとすると、屋根の遙か上方へ放水開始!!

5年以上も作ってる車の最終モデルなのに、このまま生産を終えるんですね・・。
僕も仕事は大ざっぱだと思いますが(社長、すいません!)、イタリア人への道は遠いと思いました。

 <こんな感じ