カツラ (神崎川右岸)
噴水の如く地表から沸き立つ株立ちのカツラ。生命力が溢れる。広場の中心に位置して他を圧する存在感。主幹にやや空洞が見られるが、元気である。こういう木を見ると、森の妖気とか神秘を感じる。
場所はタケ谷と上水晶谷に挟まれた神崎川(愛知川)右岸の平坦地。いわゆる「鈴鹿の上高地」である。登山道は左岸にあるが、こちら側も何の苦もなく歩ける。
花も嵐も踏み越えて、愛知川の前に悠然と立つカツラ。愛称は「愛前かつら」にしよう。ご本家の「愛染かつら」は長野の北向観音境内にある。カツラは縁結びの霊木とされ、葉っぱもラブラブのハート型である。
カツラは雌雄異株とある。この木は果たして女性か男性か。また花を見に行こう。
幹周 690cm(ヒコ生え含む) 主幹 527cm
2006年10月測定
愛称 愛前かつら
情報提供 たろーさん えび忠さん