鈴 女

戻る   次へ


短歌、詩はようかかんので山行記録でご容赦ください。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



御池ミルキーアンパン山行
2003年 11月9日(日)   雨 のち 曇り

11月9日 御池みるきぃあんぱん山行

参加者:ハリマオ,御池杣人,たろぼう,たま,しののめ,やまぼうし,なっきい,とっ
ちゃん,オダ,RIN
    
自宅(7:10)=(8:05)登山口(8:20)-タテ谷分岐-(9:00)長命水(9:10)-(9:30)カタクリ峠
(9:45)-(10:20)ヒキガエル池-(10:40)道の池-(11:00)北池-(11:07)真の池-(11:14)南小
池-キハダorウリハカエデの池-平池跡-中(オニギリ)池-サワグルミ池-(11:50)丸池(12:30)-(12:43)
夕陽のテラス-(13:04)日本庭園池-(13:10)草原池跡-(13:20)元池-(13:50)鈴北
岳-(15:00)タテ谷登山道(15:10)-(15:30)まどろみの尾根-(15:50)分岐
-(16:00)登山口=別荘・解散(18:15)=(18:50)自宅

6:50寝坊!エライコッチャと15分で準備して出発。
おにぎり村で昼食を買おうと思ったが,待ちの人がいて買えなかった。妥協してコンビ
ニおにぎり。次回は予約しよう。大安町に入ると大粒の雨が。
登山口に到着。間に合った。たくさん来てるが、試験やら子供の七五三などで来られ
なかったヒトも。
準備をして出発。すぐに雨になり長命水でカッパを着込む。
休憩していると、遅れ気味のオダさんのうしろを風貌が「裸の大将」みたいな年齢不詳
のヒトが登ってくる。
どうやら御池杣人のファンのヒトらしい。スニーカーにジャージという出で立ちだったが,(自分
は長靴なのは棚に上げておくが)その後最後まで同行する。 
登山道より外れてヒキガエル池に向かう。、行ってみたがオタマジャクシは見つけられず。
丸山に行ってもこの天気で眺望はないようなので、池めぐりに変更。先頭は御池杣人
さん。
登山道脇に梅の花が、と思ったら、赤い実をいっぱいつけたマユミだった。
道の池でもサンゴやラピスラズリを思わせるような実が水滴をつけていた。(名前忘れた)
撮影タイム。皆いいカメラを持っている。
北池に行くのに登山道をはずれ苔を踏んでしまった。すまぬすまぬ。
平池は池の隅が陥没して、水がなくなったようだ。
中(オニギリ)池 池に写った樹々がキレイだった。やまぼうしさん「ここでオニギリを食べ
ねば」と1コ平らげる。
丸池 ここで昼食。ここでもツルマサキの赤い実が。
食事のあとは夕陽のテラスに行こう、と言う。たしかに西の方面がひらけていて、夕陽が
望めるのだろうが、誰が考えたのか、なんちゅう照れくさい名前や。行ってみると、鈴
鹿では珍しい雲海が見えた。天狗堂は雲の下。向こうに見えるのは比良山系だろう
か。しばらく眺めていた。
元池でオタマジャクシ、イモリに会えた。オダさん、オタマゲット。しかしどうやって越冬するのだろ
うか。
カエルになるとしても、1ケ月もせんうちに雪降るで、オイ。とオタマにつっこむワタシであっ
た。
鈴北岳の山頂付近ではやまぼうしさんがフシグロを見つけて感激している。センブリもあっ
たので、葉っぱをかじってニガニガ体験。山頂に立つと、養老山脈、伊吹が雲海から頭を
出している。
これより下山開始。途中小竜の穴に寄り道する。コグルミの竜の穴に対比しての小竜と
ゆうらしい。
登山道でないので急降下してあやまって落ちると危険である。穴の深さは見えている
状態でも20mの深さはありそうだ。こんなトコをハリさん、たまさんはザイルで降り
たらしい。コワッ!
登山道に戻り、とっちゃんより草団子をもらって小休止。石灰岩のようなブドウ糖は
丁重にお断りした。
近くの木にキノコが生えている。ナメコみたいだが、ぬるぬるした茶色い毒キノコが
ないとは限らない。
11人もおって誰もわからんのかい!と残念である。
ズルズルの登山道を下る。こんな難所北アルプスにはないやろな。鈴鹿の山道は規模こそ
小さいが深いのである。
本日最後のポイント、まどろみの尾根に寄る。あ〜恥ずかしッ!書いてて赤面するような
名前である。
少し広場になっていて、昼寝によさそうな倒木がある。さっそく実践するオダさん。…
少し寝にくいようだ。
ここの紅葉も素晴らしく、赤く色づいたシロモジがある。普通は黄色になるのだが、た
まにお酒飲みの木がいるようだ。親近感がわく。ウリハカエデの赤ジソのように黒く
なった葉っぱもある。おいしいのか虫食いだらけ。
とっちゃんが葉っぱの穴からのぞいている。両方やったらドロンジョ様や。…わから
んか?SMの女王様と言ったほうが良かったかな。
あっというまに登山口に戻り、御池杣人さんの別荘へ。ここでも、のりやさんと会え
た。
帰ってから、各メンバーのHPを見てみると、みなさんそれはそれは博識で、メンバー
の中では若輩の上、無知無教養で赤面モノである。
今回の山行は大変勉強となった1日だった。ハリマオさん、誘ってくれてありがとう
ございました。


 「短歌、詩はようかかん」でも、この山行記も見事な自己表現。表現形式が異なるだけのこと。丁寧な山行き記。それに鈴女の新鮮な感性と息づかいが加わっていて。こういう書き手の息づかいが伝わってくる山行記がよろしい。教科書的なのは余の好みではない。

鈴女の「博識」ゆえ、「ラピスラズリ」「ドロンジョ様」が余にはわからん。赤く色づくシロモジに、親近感をもつところなどいい。僕はよう発想せんわ。いかにも「へべれけ隊」と自称するだけあり。へべれけ隊の面目躍如。「石灰岩のようなブドウ糖」も出ましたな。食い物にいやしい余は当然口にしてしまった。「脳の栄養」とか。おかげでより「茫々」になってしまった。「夕日のテラス」は緑水氏の名付け。氏がかの地にたどりついた時、「ここで夕日をながめながら、秋刀魚を肴にしたらさぞうまかろう」と。「まどろみの尾根」は余の名付け。疲労重なり、テーブルランドまで行けなくてもいいから、山の空気の中に身をおきたいと、この地で昼寝をしたところ。こうした言葉を「あ〜恥ずかしい.書いて赤面するような」という、ビックリマークまで使う鈴女の感性をずっと大切にされよ。中年のオッサンは赤面せずに平気で書けてしまう。これはなぜ。

                                                      御池杣人


 真中がドロンジョ様鈴女さんは何かにつけて私が思っていてもよう書かんことをズバズバ書くのでちょっと危ない人ですが、やむを得ぬ感性の発露で、それが鈴女さんらしさでしょう。話し言葉に近い文章で、当日の雰囲気が良く再現されていると思います。メンバーの平均年齢とはややジェネレーションギャップのある新鮮な感性を持ち込んでいただきました。

 御池杣人さんの「余には分からん」というドロンジョ様を知らない方のために画像を張っておきます。かく言う私も知りませんでしたが、ネットで拝借してきました。なんや、このお姉さんならパチンコ屋のノボリ旗にかいてあるやん・・・と思いました。それで鈴女さんが葉っぱを目の周りにくっつけておったのか。ドロンジョとは泥棒と女をくっ付けた造語だと思われます。なんで「様」が付くかということになると、私の手におえません。
 「ラピスラズリ」は「世界不思議発見」みたいな番組で見ました。たしか古代の装飾品に使われた、鮮やかな青の石です。

                            葉里麻呂