太 郎 坊

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  怪傑葉里麻呂の歌

  真っ赤なマユミ弾けてる
  果てない御池のテーブルランド
  轟き渡る鹿笛は
  天ヶ平にこだまする
  葉里麻呂 葉里麻呂 僕らの葉里麻呂

  靴音鳴らし突き進む
  池を目指してまっしぐら
  笹も岩もなんのその
  奇声を上げて喜ぶは
  杣人 杣人 御池の杣人

  空の果てに大雲海
  きらめくテラスと鈴北で
  滅多に見られぬこの景色
  雨後に掴んだこの勝利
  ミルキー アンパン ミルキー アンパン


 太郎坊が、このような「はじけた」替え歌、文をものになさるとは。余はうれし。何か昭和30年代の「はじけた」少年期を思い起こすことよ。三橋美智也の歌声までがまざまざとよみがえってくる。なぜか末尾の「ミルキー アンパン」までもはじけているようで、をかし。しかし、この二番は、余の『風物語』の「ドヒャー・ワオー」そのままであり、『雫物語』『霧物語』は、もう少し落ち着きを示してきていると恥ずかしながら自認しているのに。やはり、一〇年たっても、余は『風物語』の「ドヒャー・ワオー」のままなのかしらん。それもよし。

                                               御池杣人


 最初「なんじゃ、これは」と思いましたが(すんません)、よく拝見すると実に巧妙に歌詞が考えられていますね。パロディー作家の資質充分と見ました。メロディーに乗せて口ずさむと胸が高鳴ります。原作の歌詞を知っている世代にはたまりません。最初から逃げを打っていた太郎坊さんには面倒なことを強要して申し訳なかったですが、成果は上々でしたね。

                                                葉里麻呂