| つめたい雨にぬれた |
| 僕のこころとからだを |
| 一輪のピンクの椿の花が |
| あたためてくれる |
| あなたのようにやさしく |
| あたためてくれる 11/1あめのちくもり |
| 僕にいつも ぬくもりと |
| やすらぎをくれるあなたへ… |
| この36本の黄色いバラ |
| 1本1本に 僕の思いと |
| 願いをこめて贈ります 11/2はれ |
| たとえ なにがあろうとも |
| 人から なにを聞こうとも |
| 僕が信じるものは ただひとつ |
| 君の言葉だけ… |
| 11/3はれ |
| 枯草の群れの中 ひとかたまりになって |
| よりそうように咲いている 野菊の花 |
| ひっそりと しずかに |
| 僕のこころを やすらかにしてくれる |
| 11/4はれ |
| 太陽のひかりをいっぱいあびて |
| きらきらとかがやいているすすきの穂 |
| 秋の風にふかれて ゆらゆらとゆれている |
| まるで僕たちを応援してくれているかのように |
| 11/5はれ |
| 時々ふと会いたくなる人がいる |
| ふと声を聞きたくなる人がいる |
| そう 遠い昔好きだったあの人… |
| あわいあわい初恋の日の思い出 |
| 11/6はれ |
| 空へ向かって まっすぐに |
| ちからづよく のびている |
| せいたかあわだちそうの花 |
| 何にも負けないような芯の強さを |
| 僕にかんじさせる黄色い花 |
| 11/7はれ |
| 僕の手の指の間をすり抜け |
| ひとつの風船が空へ飛び立っていった |
| 青い青い空の中にとけこんでいくように |
| 僕の手の届かない所へ飛んでいってしまった |
| 11/8はれ一時あめ |
| 「命あるものはすべて |
| いつかは死ぬものなんだよ」 |
| おちこんでいる自分に言い聞かせる |
| 今日までありがとう そして さようなら |
| 11/9はれ |
| 青い空 |
| どこまでもつづく青い空 |
| 悲しいこと つらいこと |
| 何もかも忘れさせてくれる |
| 青い空 |
| 11/10はれ |
| おーい 空よ |
| どうして君は そんな今にも |
| 泣き出しそうな顔をしているの |
| 僕にそのわけを話してごらん |
| きっと少しは気持ちが楽になるよ |
| 11/11くもり |
| 空が泣いている |
| みんなに見つめられながら空が泣いている |
| そう 泣きたいときには思いきり泣けばいい |
| 思いきり泣いたそのあとには きっと |
| すばらしい青空がやってくるはずだから… |
| 11/12あめのちくもり |
| 南の空ひくくに光る星と三日月 |
| 二つなかよく並んで話をしている |
| まるでなかのいい恋人たちのように |
| 静かによりそって話をしている |
| 11/13はれ |
| こころに余裕がない人がいる |
| そんなにつっぱらないで |
| かたのちからをぬいて |
| 少しだけでもやさしい気持ちになろうよ |
| 11/14はれ |
| 人はひとりでは生きていけない |
| 僕はそう思う |
| だから僕は人を思う心をもちたい |
| 思いやりのある心をもちたい |
| 11/15あめのちくもり |
| 西の空にかかる虹のはしに |
| むかって車を走らせる |
| いちどでいいから |
| あのはしをわたってみたい |
| そう思いながら僕は車を走らせる |
| 11/16はれ時々しぐれ |
| 君とふたり よりそいながら |
| 東の空をみつめる |
| いつまでも君と一緒にいたい |
| 流れる星にねがいをこめて… |
| 11/17はれのちくもり |
| さざんかの花の |
| ほのかな甘い香りが |
| 僕にやすらぎをあたえてくれる |
| 僕の寒く凍えた心をいやしてくれる |
| 11/18くもりのちはれ |
| まどからさす太陽の日差しが |
| 僕にぬくもりをあたえてくれる |
| まるで やさしいあなたのように |
| 僕をあたたかくつつんでくれる |
| 11/19はれ |
| 僕は君をまもる |
| なにがあろうとも |
| ぜったいに僕は君をまもる |
| 君がそれをのぞむならば… |
| 11/20はれ |
| 太陽の光をいっぱいあびて |
| 真っ赤に燃えている紅葉の葉のように |
| 僕の心も燃えている |
| 僕はぜったいに君を幸せにする |
| 11/21はれ |
| お月さま |
| 今日の君はとてもうれしそうだね |
| なにかいいことがあったのかい |
| もしそうなら僕にもおしえてほしいな |
| 11/22はれ |
| 水槽の中をゆっくりと |
| 漂うように泳いでいる魚たち |
| まるで宇宙遊泳をしているかのように |
| ゆっくりと気持ちよさそうに泳いでいる |
| 11/23くもり |
| 紫色したクロッカスのちいさな花 |
| 朝の雨にうたれてふるえている |
| 「クロッカスさん がんばって」 |
| 僕はそっと声をかける |
| 11/24あめのちくもり |
| 朝早い西の空 白い満月が |
| 東の空からくる 太陽をまっていた |
| きっとどうしても伝えたいことがあったのだろう |
| ひとこと話しただけで月はそっときえていった |
| 11/25くもり一時あめ |
| そっと目をとじると |
| 過去の楽しかった日の思い出がよみがえる |
| あなたと過ごしてきた たくさんの日々が |
| 流れゆく雲のように 僕の胸によみがえる |
| 11/26はれ |
| 枯れ葉散る公園の遊歩道を |
| 君と二人で歩く |
| 君の手のぬくもりを感じながら |
| 君と二人でゆっくりと歩く |
| 11/27はれのちくもり |
| 黄色と赤の落ち葉の上に |
| 君とふたりそっとたたずむ |
| 舞い落ちる葉たちにつつまれて |
| 僕は君に生涯の愛を誓う |
| 11/28くもり |
| どこまでもつづく広い空と |
| いくえにもつらなる山々が |
| 僕たちに教えてくれる |
| もっと広い心を持ちなさい |
| もっともっと大きな心を持ちなさいと… |
| 11/29はれ |
| 天まで届きそうなほど大きな銀杏の木 |
| まっ黄色にそまったその姿を見ていると |
| なぜだか勇気がどんどんわいてくる |
| 「よしやってやるぞ」という気持ちがわいてくる |
| 11/30はれ |
B.G.M 「冬の訪れ」 須釜俊一
Image Misako