11月のkimochi 〜1999〜

  つめたい雨にぬれた
  僕のこころとからだを
  一輪のピンクの椿の花が
  あたためてくれる
  あなたのようにやさしく
  あたためてくれる    11/1あめのちくもり
僕にいつも ぬくもりと
やすらぎをくれるあなたへ…
この36本の黄色いバラ
1本1本に 僕の思いと
願いをこめて贈ります    11/2はれ

 

 

 

  たとえ なにがあろうとも
  人から なにを聞こうとも
  僕が信じるものは ただひとつ
  君の言葉だけ…
              11/3はれ
 
枯草の群れの中 ひとかたまりになって
よりそうように咲いている 野菊の花
ひっそりと しずかに
僕のこころを やすらかにしてくれる
                  11/4はれ

 

 

 

 

 

 

  太陽のひかりをいっぱいあびて
  きらきらとかがやいているすすきの穂
  秋の風にふかれて ゆらゆらとゆれている
  まるで僕たちを応援してくれているかのように
                     11/5はれ
 
時々ふと会いたくなる人がいる
ふと声を聞きたくなる人がいる
そう 遠い昔好きだったあの人…
あわいあわい初恋の日の思い出
               11/6はれ

 

 

 

 

 

  空へ向かって まっすぐに
  ちからづよく のびている
  せいたかあわだちそうの花
  何にも負けないような芯の強さを
  僕にかんじさせる黄色い花
                11/7はれ
 
僕の手の指の間をすり抜け
ひとつの風船が空へ飛び立っていった
青い青い空の中にとけこんでいくように
僕の手の届かない所へ飛んでいってしまった
                    11/8はれ一時あめ

 

 

 

 

  「命あるものはすべて
   いつかは死ぬものなんだよ」
  おちこんでいる自分に言い聞かせる
  今日までありがとう そして さようなら
                    11/9はれ
 
青い空
どこまでもつづく青い空
悲しいこと つらいこと
何もかも忘れさせてくれる
青い空
              11/10はれ

 

 

 

 

 

  おーい 空よ
  どうして君は そんな今にも
  泣き出しそうな顔をしているの
  僕にそのわけを話してごらん
  きっと少しは気持ちが楽になるよ
                   11/11くもり
 
空が泣いている
みんなに見つめられながら空が泣いている
そう 泣きたいときには思いきり泣けばいい
思いきり泣いたそのあとには きっと
すばらしい青空がやってくるはずだから…
                    11/12あめのちくもり

 

 

 

 

  南の空ひくくに光る星と三日月
  二つなかよく並んで話をしている
  まるでなかのいい恋人たちのように
  静かによりそって話をしている
               11/13はれ
 
こころに余裕がない人がいる
そんなにつっぱらないで
かたのちからをぬいて
少しだけでもやさしい気持ちになろうよ
               11/14はれ

 

 

 

 

 

  人はひとりでは生きていけない
  僕はそう思う
  だから僕は人を思う心をもちたい
  思いやりのある心をもちたい
                11/15あめのちくもり
 
西の空にかかる虹のはしに
むかって車を走らせる
いちどでいいから
あのはしをわたってみたい
そう思いながら僕は車を走らせる
              11/16はれ時々しぐれ

 

 

 

 

 

  君とふたり よりそいながら
  東の空をみつめる
  いつまでも君と一緒にいたい
  流れる星にねがいをこめて…
            11/17はれのちくもり
 
さざんかの花の
ほのかな甘い香りが
僕にやすらぎをあたえてくれる
僕の寒く凍えた心をいやしてくれる
              11/18くもりのちはれ

 

 

 

 

 

  まどからさす太陽の日差しが
  僕にぬくもりをあたえてくれる
  まるで やさしいあなたのように
  僕をあたたかくつつんでくれる
                11/19はれ
 
僕は君をまもる
なにがあろうとも
ぜったいに僕は君をまもる
君がそれをのぞむならば…
             11/20はれ

 

 

 

 

 

  太陽の光をいっぱいあびて
  真っ赤に燃えている紅葉の葉のように
  僕の心も燃えている
  僕はぜったいに君を幸せにする
                 11/21はれ
 
お月さま
今日の君はとてもうれしそうだね
なにかいいことがあったのかい
もしそうなら僕にもおしえてほしいな
               11/22はれ

 

 

 

 

 

  水槽の中をゆっくりと
  漂うように泳いでいる魚たち
  まるで宇宙遊泳をしているかのように
  ゆっくりと気持ちよさそうに泳いでいる
                  11/23くもり
 
紫色したクロッカスのちいさな花
朝の雨にうたれてふるえている
「クロッカスさん がんばって」
僕はそっと声をかける
              11/24あめのちくもり

 

 

 

 

 

  朝早い西の空 白い満月が
  東の空からくる 太陽をまっていた
  きっとどうしても伝えたいことがあったのだろう
  ひとこと話しただけで月はそっときえていった
                     11/25くもり一時あめ
 
そっと目をとじると
過去の楽しかった日の思い出がよみがえる
あなたと過ごしてきた たくさんの日々が
流れゆく雲のように 僕の胸によみがえる
                   11/26はれ

 

 

 

 

 

 

  枯れ葉散る公園の遊歩道を
  君と二人で歩く
  君の手のぬくもりを感じながら
  君と二人でゆっくりと歩く
              11/27はれのちくもり
 
黄色と赤の落ち葉の上に
君とふたりそっとたたずむ
舞い落ちる葉たちにつつまれて
僕は君に生涯の愛を誓う
             11/28くもり

 

 

 

 

 

  どこまでもつづく広い空と
  いくえにもつらなる山々が
  僕たちに教えてくれる
  もっと広い心を持ちなさい
  もっともっと大きな心を持ちなさいと…
                  11/29はれ
 
天まで届きそうなほど大きな銀杏の木
まっ黄色にそまったその姿を見ていると
なぜだか勇気がどんどんわいてくる
「よしやってやるぞ」という気持ちがわいてくる
                     11/30はれ

 

 

 

 

 

B.G.M 「冬の訪れ」 須釜俊一

Image   Misako  


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