8月のkimochi 〜1999〜

  突然の雨に打たれた林の中で
  かじかかえるたちの大合唱が始まった
  まるで びしょ濡れになった僕たちを
  はげまし元気づけてくれるように  8/1くもり時々あめ
 
今朝の風はとてもさわやかだね
そっと目を閉じてほほに風を感じていると
何故だか 君の顔を思い出すよ
風にそよぐ長い髪と君の笑顔を    8/2はれ

 

 

 

 

 

  子供たちのあの元気さはどこからくるのだろう
  まわりのことなど なにも気にせずに
  好きなことを好きなだけやれた
  あのころが少しだけ懐かしい
                         8/3はれ
 
いつもの目線を変えて 時には君も目線を下げてごらん
自分が小さな生き物になったつもりでまわりをみてみると
とてもたくさん新しい発見があるよ
きっと新しい自分にも出会えるかもしれないよ
                            8/4はれ

 

 

 

 

 

 

  夜の帳のなかでせみが一生懸命ないていた
  せみは何年間もの間 土の中で暮らして
  やっと地上に出られたと思ったら一週間の命
  なんだかとてもはかないよね せみの一生は
                          8/5はれ
 
僕は君に会える今をとても幸せだと思うよ
だから僕はこの今を大切に生きたいと思う
だって人はみな自分の明日がどうなるか
なんて絶対わからないものだからね
                     8/6くもり

 

 

 

 

  昨日 一頭のあざらしが死んだ
  あいきょうのある顔で
  アッカンベーをしていたあのあざらし
  なんだかとても寂しく悲しい
                   8/7くもり
 
君のゆかたすがたを
はじめてみた お祭りの日
君の手のぬくもりを
はじめて感じた お祭りの日
きっと この日は忘れない
                8/8はれ

 

 

 

 

 

  風がまったくない あつい一日
  君に会うために 君のことを思いながら
  一生懸命 仕事をする
  からだじゅう汗まみれになりながら  8/9はれ
                      
早朝のさんぽみち
すきとおるようなピンクの花びらに
ダイヤのように光る水玉をのせた
ふようの花を見つけました
あなたの香りをのせたさわやかな風が
あたりをさぁっと吹きぬけていきました  
                  8/10くもり時々あめ

 

 

 

 

 

  今にも雨が降り出しそうな
  どんよりとしたくもり空を見ていたら
  突然 君からの電話 君の明るい声
  僕の心の中は夏の青い空でいっぱいになった
                         8/11くもり時々あめ
 
今日は君が生まれた日
「おめでとう」そして「ありがとう」
この二つの言葉を君に贈りたい
                  8/12はれ

 

 

 

 

 

  夜の空に突然激しくなりひびく雷鳴
 「ピカッ」 「ゴロゴロ」 「ドッシイーン」
  雷がなるたびに二人の距離がちかくなる
  君がそっと僕によりそってくれる
                    8/13くもりのち雷雨
 
日焼けしてほてった肌を
君の手がやさしく手当てしてくれる
君の手が僕の肌にふれるたびに
僕の心はありがとうの気持ちでいっぱいになる
                          8/14はれ

 

 

 

 

 

  君と僕が同じ世代に生まれ 出会えたこと
  そして 同じ時を過ごせていることを
  僕はとても幸せだと思います
  今日は命の尊さ儚さを考えさせられる日だね
                          8/15あめのちくもり
 
今日は京都五山送り火の日
空と山を焦がすように赤く燃える大文字
その火を見つめる君のひとみに
僕の心はどんどんひきよせられる
君のことがどんどん好きになる     8/16くもり

 

 

 

 

 

 

  あなたの夢がかないますように
  かげながら応援している僕がいる
  そっと神様にお祈りしている僕がいる
  だいすきなあなたのために...
                      8/17はれ
 
夏の強い日差しの中で
ねこじゃらしの草が
風になびいてゆれている
あのたくましさと余裕が僕にもほしい
                    8/18はれ

 

 

 

 

 

  涼しくなった夕暮れの空を
  すずめたちが元気よくとんでいた
  まるでおいかけっこをしている
  こどもたちのように
                 8/19くもり時々あめ
 
今日のお月様は君にとてもよく似ているね
その美しい姿を見せてくれたと思ったら
またすぐに雲の間にかくれてしまう
はずかしがりやでシャイな君にそっくりだね
                   8/20あめのちくもり

 

 

 

 

 

  僕は君のことを守りたい
  どんなことがあろうとも君を守り続けたい
  激しくゆれる壁をながめながら
  ふと そう思った朝でした
                    8/21あめ時々くもり
 
ひゅぅぅぅ  どっかん  ばりばりばり
夏の夜空をいろとりどりにかざる花
咲いてはきえ また咲いてはきえてゆく
過ぎゆく夏の思い出とともに
                    8/22はれ

 

 

 

 

 

  電話 それは君と僕のかけがえのないもの
  どんなに遠く遠く はなれていても
  君に会いたいと思ったときには すぐ
  君を僕のとなりに つれてきてくれるから
                     8/23はれ
 
夕ぐれ時の涼しさにさそわれて
虫たちが合唱会をはじめたよ
風はもう秋色
君をさそって聴きにいこうかな
                8/24はれ

 

 

 

 

 

 

  よるのうみ
  しずかによりそう きみとぼく
  ふたりをそっとみつめる おつきさま
  すこしでいいから めをとじてくれないかい
                       8/25はれ
 
どこまでもつづく水平線
ゆっくりとよせてはかえす波の音
つかれた心をいやすには
海にくるのがいちばんいいよね
                 8/26はれのちくもり

 

 

 

 

 

  君と二人ならどんな事でも
  出来そうな気がする
  君がいるだけで僕の力が
  何十倍にもなるような気がするよ
                    8/27くもり
 
君ののぞみはなんでも
かなえてあげようと思っていた
でも そうできない自分がいる
どうすればいいかわからない自分がいる
                      8/28はれ

 

 

 

 

 

  清らかな川の流れをみていると
  心がとてもおだやかになるね
  まるで子供の頃にもどったように
  純粋で素直な気持ちになれるよね
                  8/29はれ
 
さわやかな 朝の風は
君の笑顔にとてもよく似ているね
それは何故かって
それはね 僕の心をとても
優しい気持ちにしてくれるからだよ
                   8/30はれ

 

 

 

 

 

 

人を信じるということが
むずかしくなったこの時代に
なにもかも信じあえる
君に出会えたことは
この世の奇跡なのだろうか
                8/31はれ

 

 

 

 

 

 

 

B.G.M 「夏」 須釜俊一

Image   Misako  


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