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古写真。滋賀県立図書館の近江デジタル歴史街道に収録された「長浜案内」のp.54に「春ノ伊吹山」の写真がある。

近江デジタル歴史街道ではページ単位のurl取得の方法が解らなかったので、とりあえずp.54(jpg画像)と、IIIF Curaton Viewerによるp.54。 (作成 2023-01-19)

絵葉書。滋賀県立図書館の近江デジタル歴史街道に「近江伊吹山繪葉書」が一揃え、袋付きで10枚収録されている。

戦前のモノクロ写真で構成され、山頂にあった観測所の写真を含む。日本武尊の石像は大正元年に開眼(伊吹山案内)とのこと。絵葉書の高象気流観測所は1948年(T7)の初代施設であり、1935年(S10)に2代目に建て替えられた。裏面の映像が一枚あるが、普通なら説明書がある薬草園や百間廊下の裏面にするのだが。(参考:伊吹山ネイチャーネットワーク:伊吹山測候所のお話し【Wayback Machine】)

なお、伊吹山で検索すると何件か表示されるが、「近江伊吹山繪葉書」のうち彩色された3枚が「滋賀県名勝絵葉書貼りまぜ帖1」に収録されている。 (作成 2016-05-07、更新 2023-01-20)

絵葉書。岐阜県図書館のデジタルコレクションに「郷土の絵はがき」があり、「近江伊吹山名勝[1920]」を袋、登山券付きで7枚の絵葉書を収録している。

観測所をこの角度から写したものはあまりないのでは。また、石室前の登山者9人の姿は面白い。なお、登山券のスタンプが「9.9.19」なので大正9年(1920)ということか。昭和9年と解釈すると古臭く思えるが、地元が登山券を発行していた期間を知らないので何とも。(作成 2023-01-20)

絵葉書。岐阜県図書館のデジタルコレクションに「郷土の絵はがき」があり、「伊吹山名勝絵葉書」を袋付きで7枚の絵葉書を収録している。

こちらのスタンプは「13.8.14」だが、大正13年(1924)だろうか。昭和13年4月に国家総動員法が公布されている時期なので。(作成 2023-01-20)

絵葉書。滋賀県立図書館の近江デジタル歴史街道に「伊吹山 史蹟説明入」が一揃え、袋付きで8枚収録されている。このうち「頂上憩ひの家」、及び「登山者の群れ」と題された女学校生徒の行列写真は珍しい。

解説では発行年代を大正14年(1924)としているが、絵葉書の説明文は左書きだし、袋はカラー印刷だし、どう見ても雰囲気が新しくて大正期の発行とは思えない。「24.8.4」のスタンプは西暦ではなく昭和と思われる。初代観測所の写真に「現在の建物は昭和十一年に改装」とあるので、少なくとも昭和11年以降の発行だ。滋賀県立図書館の解説には、素人でさえ不可解に思うものを時々見つける。

この他にも、近江デジタル歴史街道には伊吹山の絵葉書が収録されている。同様のものが多いが「伊吹山麓姉川ノ上流/伊吹山名勝絵はがき」にある四合目植物園の写真は珍しい。「伊吹山植物園」の標柱など立てられていた。「伊吹山案内」にある薬草植物園だろうか。 (作成 2023-01-20)

絵葉書。滋賀県立図書館の近江デジタル歴史街道に「近江永源寺参拝記念」として、袋付きで彩色された絵葉書8枚が収録されている。日本一紅葉の名郷ともある。

出版年を昭和19年(1944)とした根拠は不明。この時期に絵葉書を発行できたか。袋の裏面に日新社。滋賀県立図書館はモノクロ絵葉書「永源寺の楓」も収録しているが、何故にこのタイトルなのかは不明。(作成 2016-06-06、更新 2023-01-21)

絵葉書。歴史街道GIS三重県関係絵葉書に「伊勢の仙境湯の山温泉 伊勢菰野湯の山壽亭支店」として10枚を袋付きで収録している。

湯の山温泉全景、潜門の滝、蒼滝、百間滝、負れ岩、地蔵石と鎌ヶ岳、御在所岳山頂の御嶽神社、天狗岩及び揺石、鎌ヶ岳、鎌ヶ岳から地獄谷、三之瀬、大石、長石、キャンプ、一の谷スキー場など。判然としないモノクロ写真ばかりだが、周辺に樹木がない負れ岩(御在所岳・中道登山道)は異様だ。名所周辺は伐採されていたのか。

また、同資料集には「温泉全景の絵葉書」があり、裏面には四日市の恒川寫眞工藝社とある。同社の「四日市国産振興大博覧会」(昭和11年)の絵葉書は印象深い。

他資料では、東北大学デジタルコレクションを菰野で検索すると10枚あるが、銭浪ヶ淵など何れも分かり難いモノクロ写真。歴史街道GISの三重県名所絵葉書にある「伊勢菰野温泉湯本ノ景」はまだ鮮明だ。土木学会附属土木図書館の戦前土木絵葉書ライブラリーでは板橋大石橋三の橋を見つけたが当時はこれらを絵葉書にする価値があったのだろうか。

※歴史街道GISが公開休止となったので、リンクを国立国会図書館のWARPに切り替えた。(作成 2016-05-07、更新 2022-07-30)

絵葉書。歴史街道GIS三重県関係絵葉書に「伊勢湯の山温泉」として8枚を収録。

彩色された湯の山温泉周辺の写真で構成。色付きの写真は理解しやすい。人物が立つ「揺石及天狗石(國見ヶ嶽山頂にあり)」の写真が印象的。手元に同じ絵葉書があるが、袋の表面に「伊勢の仙境湯の山温泉原色版絵葉書」、裏面に「伊勢湯の山温泉揺岩より金鯱城を望む」とある。

同資料には、(國見ヶ嶽山頂の東下方にあり)と説明が僅かに異なるもう一組の絵葉書が1枚不足だが収録されている。

※歴史街道GISが公開休止となったので、リンクを国立国会図書館のWARPに切り替えた。(作成 2016-05-07、更新 2017-05-07)

写真帳。宮内庁書陵部の図書寮文庫に「三重県写真帖」が二冊ある。撮影時期は明治としかないが、画質は鮮明な部類と思われる。二冊目に「湯ノ山温泉」と坂下村の「砂防工事」の写真が各一枚ある。湯の山温泉は菰野富士からと思われる見慣れた構図のものだ。(作成 2019-06-03、更新 2022-12-23)

写真帳。同じく宮内庁図書寮文庫に「本邦中部七州勝景」が三冊あり、撮影時期は明治とだけある。三冊目に「勢州鈴鹿郡筆捨山ノ景」と「勢州鈴鹿峠ノ景」の写真を掲載している。鈴鹿峠は何処の写真か。人や電柱?も映っており、背後は鈴鹿峠の登り道か。(作成 2022-12-23)

写真帳。同じく宮内庁図書寮文庫に「鈴鹿郡名所旧蹟」がある。写真帳二冊と解説書の構成で、撮影時期は「明治43年カ」とある。

鈴鹿郡名所旧蹟(甲)羽黒山鈴鹿郡名所旧蹟(乙)片山神社筆捨山椿大神社の写真ほか、鈴鹿山脈周辺の写真がある。手前が水田になっている筆捨山は大岩が露出しており、現在の植林山とは雰囲気が違う。(作成 2022-12-23)

  • 鐘秀画帖/日野山紀念財団林宝殿ヶ岳・日野富士

  • 発行:蒲生郡役所
  • 出版:1919(M43)
  • 収蔵:滋賀県立図書館
  • 近江デジタル歴史街道

古写真。近江デジタル歴史街道に収録された「鐘秀画帖」とある一連の写真のうちの1枚に宝殿ヶ岳(日野富士、猪ノ鼻ヶ岳)がある。

森林を帽子のように被った宝殿ヶ岳が写っている。乱伐で荒廃していたが、明治22年に組合設立、明治33年に造林計画が定められたと説明がある。現在、この付近は綿向生産森林組合の所有林。(作成 2016-05-07、更新 2023-01-21)

絵葉書。滋賀県立図書館の近江デジタル歴史街道に「近江日野馬見岡綿向神社」として5枚が収録されている。

内容は日野祭のモノクロ写真4枚と、題名表記に英文がある拝殿・本殿の写真が1枚。体裁に差があるので、同時発行の一揃いではないかも知れない。(作成 2016-05-07、更新 2023-01-21)

絵葉書。滋賀県立図書館の近江デジタル歴史街道に「日本一石楠花の景」として7枚を袋付きで収録している。

内容は彩色された鎌掛谷ホンシャクナゲ群落(史跡名勝天然記念物)の写真。連番のうち四番が欠落しているが、滋賀県名勝絵葉書貼りまぜ帖1にあった。文部省指定天然記念物と袋にあるので、1931年(昭和6)の指定後の発行。見学者の身なりに時代を感じる。(作成 2016-05-07、更新 2023-01-21)

絵葉書。歴史街道GIS三重県関係絵葉書に「鈴鹿峠繪葉書 坂下村」として7枚を袋付きで収録している。

発行は坂下村。鈴鹿隧道の入口など、鈴鹿峠東側のモノクロ写真で構成されている。国道1号線・鈴鹿隧道の開通は1924年(大正13)なので、これを記念しての発行か。

なお、三重県関係絵葉書には鐵道省発行の「鈴鹿峠 関驛から十粁(バス)」が1枚ある。また、「第一鈴鹿橋」は現在の旧道の橋だろうか。さらに、三重県名所絵葉書に大正3年のスタンプがある「鈴鹿峠片山神社(片山権現)」がある。

※歴史街道GISが公開休止となったので、リンクを国立国会図書館のWARPに切り替えた。(作成 2016-05-07、更新 2023-01-21)

古写真。滋賀県サイトに明治以降、近年までの写真が地域毎に収録されている。

鈴鹿山脈関係は、甲賀の国道一号鈴鹿トンネル貫通間近の武平トンネル・鈴鹿公園有料道路開通・鈴鹿国定公園除幕式。東近江の君ヶ畑火災・箕川集落など。(作成 2019-08-16)