菰野調整池
菰野調整池(水資源機構、三重県菰野町)から鈴鹿山脈の写真を撮ってみた。
2021.01.09


菰野調整池は周回散策路が整備されており、管理所や堤体からは入道ヶ岳、雲母峰、御在所岳、釈迦ヶ岳が見える。残念ながら鎌ヶ岳は雲母峰に隠されており、竜ヶ岳は山頂部、藤原岳は鉱山上部が僅かに見える程度。
鈴鹿山脈の方向はガードレールと看板が邪魔だが、建物や電線はほぼ見えない。当日は強風だったので安物の軽量三脚は使用できなかった。撮影時刻は11時前後。先月の夕刻に訪れた時にはカワウ(だと思う)が10羽ほど浮きで休んでいたが、この強風のためか、時間的なものか、堤体周辺では水鳥を2羽しか見なかった。


標準ズームや望遠で撮影した写真を探すと入道ヶ岳山頂に登山者が写っていた。雲母峰には植林の上に反射板が見える。以前に確認した銘板には「吉良良反射板」、平成元年12月完成、当時の水資源開発公団の所属とあった。管理所のマイクロ波アンテナ1基がそちらを向いているようだ。何処と通信しているのやら。



御在所岳からハライドまで。左の蛇不老山は山頂北側の植林が少し伐採されている。御在所ロープウエイには赤いゴンドラが見えない。強風による運休か。写真を強引に拡大してやると富士見岩に登山者が3人ほど見える。





釈迦ヶ岳。左に猫岳。手前の反射板がある山は東海自然歩道の東側のネコ(猫山)。この反射板は目立つ。やはりマイクロ波アンテナがそちらを向いているようだ。残るアンテナは北北東方向だが石津御嶽の辺りか。
竜ヶ岳の前には尾高山が見える。僅かに見える藤原岳の前には孫太尾根と福王山。藤原岳の東側は「猫ヶ尻」と呼ばれるなだらかな山稜だったらしいが、鉱山に削り取られてしまった。何故、こんなに「猫」が多いのか。撮影後、ネコに向かった。
(作成 2021.01.12、更新 2021.01.23、画像変換 2021.11.16)