1. 鈴鹿山脈/登山日記

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  • 伊勢ゆのやま

  • 著者:福山順一
  • 発行:同朋舎
  • 1930(S05) 130p 新書版 書誌

湯の山温泉に滞在した3日間の印象を記した小冊子。温泉案内的な内容の歌文集、紀行文。

佐々木信綱の序歌に始まって、「湯の山湯治場」(司馬江漢)、「湯の山案内図」「湯の山温泉」(三嶽寺所蔵古木版)など数点の図画を収める。

大分前のこととして、ゆるぎ石経由で「山」に登っているが、「頂上に登るのには、大部汗を流したが、それでも湯下駄で行ける平易さである」は創作か。頂上には「小さい祠が、唯一つ。それを囲む瑞垣には、色々の落書きが、眼に付く」はリアルっぽい。

この他に、温泉に縁のあった俳人・横井也有、画家・司馬江漢、歌人・鈴木小舟についての小編を含む。四日市市立図書館にて。(作成 2002-02-17、更新 2016.06.31)

  • 三角点第5号

太平洋戦争の開戦前後、昭和16年~17年の山行記録。時局が前書や地図の販売制限として現れている。

鈴鹿は次の4件、19ページ分。開戦前、昭和16年春~夏の記録である。
霊仙山(榑ヶ畑-霊仙山-谷山谷)
竜ヶ岳(石榑南-遠足尾根-石榑北山)
日本コバ(シロキ滝-日本コバ-南東尾根-小代)
御池岳(青川―治田峠―茨川-真ノ谷-御池岳-タテ谷)

茨川や榑ヶ畑の村では子どもが遊んでおり、山へ入れば炭焼きの人々に出会う時代だった。旧制中学校の京都第三中学校は、現在の京都府立福知山高等学校。国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧。(作成 2013-06-15)

  • 湯の山とその周辺

  • 著者:山口誓子
  • 発行:菰野町観光課
  • 1964(S39) 99p B6 書誌

「御在所岳登攀記」を含む12編を収めた小冊子。俳人・山口誓子は、病気療養のため、昭和16年に富田(四日市市)に移り住んでいる。その後、21年に天ヶ須賀、23年に白子町鼓ヶ浦(鈴鹿市)と転居し、28年に西宮市に転居するまでの12年余りを四日市周辺で過ごしている。

収められているものは、富田に移り住んで以降、湯の山温泉や聖宝寺(藤原岳)を訪ねたものや、鈴鹿に関する自句を語ったもの。昭和31年の御在所岳登山や、ゴルフ場が出来る前の絵野高原の様子など、興味深く読んだ。

やがて時は移り、遠くに望んでいた御在所岳の白い雪嶺にロープウエイが架けられ、その山頂にジュースの空き缶が投げ捨てられるようになっては、誰しも夢から覚めたような気持ちになるに違いない。四日市市立図書館にて。(作成 2002-01-20)

  • 御在所岳登攀記    鈴鹿の山山
  • 鈴鹿山脈に沿うて   御来迎
  • 春の御在所岳     夏の御在所岳
  • 御在所岳の観月句会  早春
  • 松僊閣六号室     絵野
  • 谿間にて       自句を語る
  • 後記